昨年末にikkoさんのブログでマンデルブロのことが紹介されていた。
面白そうだったのでダウンロードサイトにアクセスしフリーソフトをダウンロードして遊んでみた。
これがなんと、想像以上に美しく、また想像以上にグロテスクでもあり、想像以上に冒険心を駆き立てられたのである。難しい仕組みについては語ることができないが、「フラクタル」や「複雑系」という単語とリンクする現象だと言うことはなんとなくわかっているつもりある。
ある一枚の絵の部分を拡大していくと、次々と展開されていく美しくも妖しい画像に、いつしか「ミクロの世界に向かって行っている」のにも関わらず、「未知なる宇宙の果てにあるフロンティアを求めている」ような錯覚に陥っていくのがわかる。
そして眼前に広がる未知の景色は、あるときは未開の島を見下ろした衛星写真の様でもあり、またある時は人体の細胞の一部を顕微鏡で覗いていたときの映像の様でもあったりするのだが、何万光年まで先の星たちを追う天文学者や、何億分の1の世界に没頭する遺伝子工学者や化学者たちは、こういう類の世界を探求するという浪漫を追い求めているのかなあと思わずには居られないほど美しい景色である。
このウインドウの中で繰り広げられる幾多の映像は「拡大する」という行為によって実現されながらも、実は我々は、天文学的な無限性を帯びた重箱をつついているだけであり、永遠につつき続けなければ、その「限られた世界(限られているはずの世界)」を「征服する」という欲望は満たされることはないのである。不思議なことであるが、それが現実なのである。
うまくいえませんが、奥行きの測れないさかさまの世界のような不思議な感じの世界観が、まっしゅさんの写真に似ている気がしておもしろいです。
私からのトラックバック、間違えて無関係な記事もしてるので、
お手数かけますが削除お願いします。
それにしても面白い部分を見つけてますね!
結構探しまわったんじゃない?
数式による演算の反復がこのような複雑な図形を描くのは、
人間の意志を離れているという意味で、
自然の造形と相通ずるものを感じます。
作ったというよりは「拡大していった」
という表現が正解です。フリーソフトを
ダウンロードして、クリック&ドロップ
が出来れば誰でも作れますよ。
ただ、私が写真に求めている原風景と、
今回アップした画像は割と近いラインで
シンクロしているなという感じはします。
かっさん
「永遠に画像を作っていそう」・・・
そう、それこそが「私にとっての恐怖」
なのです(笑)
正月三が日はホンマにヤバかったです。
本当に、こればかりやっていた時間が
ありました(恥)
ikkoさん
まだ、全体の半分も捜索出来てないと
思います。このソフト出来ることなら
「CTRL+Z」機能を装備して欲しかった
デス(汗)