まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

第9期 灘大学 第3回 キングジョー追悼神戸港クルーズ に出席してきた☆《前編》

2013年12月07日 22時57分47秒 | 六甲・まや



去年に引き続き、クルーズ企画の回である。しかも昨年の講義よりもコンセプトがしっかりしていて面白そうである。





今回のロケ地探訪クルーズに命をかけ、文字通りの骨休めから見事生還を果たした某N氏のネクタイは心なしか黒い。。。ま、まさか!!





HATから船に乗り込んでいざ出発!!





灘区で「ロケ地探訪クルーズ」と言えば、もうこれしかない!摩耶埠頭沖でウルトラセブンに撃沈させられたキングジョーの回のロケ地探訪に他ならない。





というわけで、今回のクルーズは当時のキングジョーの回である「ウルトラ警備隊西へ」のロケ地をあらゆる角度から解析して割り出し、キングジョーが沈んでいるであろう地点で追悼式を行うというオモシロ企画なのである。





まずはコレ。隊員の一人が赤い橋のたもとに佇んでいるが、この赤い橋は





HATのすぐ南側にある摩耶大橋であるらしい。





ウルトラ警備隊のポインターという車が山道を走るシーン。道路の脇にある斜面が荒れているのは神戸市内を襲った風水害のすぐあとに撮られたかららしい。





富士山麓から神戸市内に直接つながっているという設定のトンネルは神戸市内に出来たばかりの六甲山のトンネルらしい。





菱見百合子さん演じるアンヌ隊員。「異状なし」と本部と交信するシーンらしいが、





六甲登山口の交差点から少し北に上がったところの某所だとか。。。ちなみにこの日、その場所は菱見百合子さんと交流のある参加されていて、何度か菱見百合子さんからツアー参加者に向けてツイッターでメッセージが入っていたとか。ネットの力ってすごいよね!!





これは眼下の崖の形状と電柱の位置から鶴甲団地の某所であることを突き止められたらしい。す、すごいマニアック過ぎる。





そんなに研究してもこのシーンはどこなのかわからないらしい。当時の制作陣の方々も記憶に無いらしくて、この場所の特定は永久にお蔵入りかもね。

つづく

第9期 灘大学 第3回 キングジョー追悼神戸港クルーズ に出席してきた☆《後編》

第9期 灘大学 第3回 キングジョー追悼神戸港クルーズ に出席してきた☆《後編》

2013年12月07日 22時56分31秒 | 六甲・まや



海上で戦うウルトラセブンとキングジョー。手前にある建物のセットに「三井倉庫」とあることから、






ちょうどこの辺りで交戦していたということがわかる。すぐ後ろにある茶色い建物は神戸国際会館なので、むっちゃ職場の近所で戦ってたことがわかった。






今年で50周年を迎える神戸ポートタワー。ウルトラマンセブンの放映時には、まだ神戸メリケンパークオリエンタルホテルもモザイクもなく実に殺風景な港湾風景であったのがわかるけれど、怪獣たちのひざ下くらいに海面があるところに「そんなに浅いわけないやん!」との突っ込みを入れたくなる。追悼クルーズの船は神戸大橋をくぐりポートタワーの前まで至り、そこから川崎造船所の周囲をぐるりと遊覧していき、その間もパネルを使ったテンションの高い解説が進行していくのであった。





ウルトラ警備隊がキングジョーに向かってトドメのライトンR38爆弾を発射するシーンは、





摩耶埠頭のA・Eの少し南の付近であることが解析結果として確定しているとのこと。確かに、バズーカー砲を構えた隊員の後ろに見える倉庫のアルファベットと符合している。





ちなみにこのシーンも同じ摩耶埠頭で撮影されているらしい。





そしてとうとうキングジョーがお亡くなりになったと推定される場所にやってきた。





まずは当時小学校5年生だったというオジサマからの弔辞が読まれ





献花台に向かって、お焼香をする時間が設けられる。船上は火気厳禁の規定があるため





お線香のかわりに「ネジ」で弔うのである。





更にリアルなお坊様の元、参加者全員で、





黙祷・・・





キングジョーよ安らかに眠り給え・・・





神戸製鋼のこの煙突は高さ150M。キングジョーの身長は50Mらしいので、この煙突のちょうど1/3ということになる。ちなみにキングジョーという名前はウルトラセブンの制作陣の一人である「金城(きんじょう)」氏の名前から名づけられたとか!!それは驚きである!!





下船時、記念にいただきました。キングジョーのネジ。合掌。

おしまい

本日の夕景

2013年12月07日 20時20分17秒 | 夕景



今日は久々に夕方から家にいた。
灘大学に行ったのち、本当は他の用事があったのだけれども、今一つ体調がよろしくなくて帰宅したためである。今日は美しい夕景が見れるだろうかと期待していたところ、ちょうど4時を過ぎるくらいに西の空が劇的に変化を始めたのだ。





今日は期待大やなあと思っていたら案の定、金色の空が見え始めたのである。





しかも雲の塩梅ももの凄く良い感じ。全くないのも面白くないし、有り過ぎたら今度は太陽が見えない。
太陽が見え隠れして、なおかつ夕陽を浴びた雲たちが金色の衣装を身に纏うのがベストなのである。





山の稜線の向こう側は大気が大きく燃えているように見える。





そんな夕方の素晴らしいショーはあっという間に終わりを告げる。日中の太陽の動きはそれほど気にならないのに、この時間の陽光の移ろいを私は未練たっぷりに見届けるのであった。

ダン・ブラウン最新作「インフェルノ」を読んだ☆【ネタバレ無し】

2013年12月07日 18時52分15秒 | イタリア



11月末に書店で見つけ即買い。こずかい制のリーマンには上下巻合わせて3600円の出費はかなり痛いけど、背に腹は代えられない・・・というか居ても立ってもいられずにお買い上げ。ダン・ブラウン著のロバート・ラングドンシリーズとの出会いは「ダ・ヴィンチ・コード」だった。それからシリーズ一作目の「天使と悪魔」を読み三作目の「ロストシンボル」に至った。そして、今回の「インフェルノ」がそれらの最新作の第四作目にあたる。常に信仰・文化・建築・絵画・歴史を織り交ぜながら映画的な趣向を駆使したフルスロットルのスピード感で読者をエピローグまで誘ってくれるのが面白い。





まずこのシリーズの最新作が出る度に最初に思うのが『今回はどこが舞台なのか?』ということである。帯に書かれた「ダンテ《地獄篇》に秘められた暗号を解読せよ」というのを見てすぐさま『舞台はフィレンツェではないか』と思い表紙を見つめたら、帯上にうっすらとフィレンツェのドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)の姿があるのに気付く!!イヤッホー!!半年ほど前に訪れたばかりのフィレンツェが舞台ではないか!!

(上の画像は、販売開始後すぐの特典かでA5版のクリアファイルをもらえた。嬉しかった)





「天使と悪魔」の舞台が、ローマ・バチカン
「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台が、パリ・ロンドン

なので、読み始めるにあたって『「インフェルノ」の舞台はフィレンツェの他にヴェネチアあたりを持ってくるのではないか?そして両都市間の移動はイタロを用いるのではないか?』と楽しい想像が尽きることがなかった。さて真相はいかに!!

(上の画像は、初版本にだけ挟まっているのかどうか不明だが上下巻のそれぞれに絵葉書が挿入されている。これも更に嬉しい贈り物だと思う)

結局、読み始めて面白さが止まらず、通勤の往復の電車とバスと昼休みと帰宅後のまどろみの時間を駆使して読み切った・・・というか空いた時間は全てインフェルノに注ぎ込んだ感があり、とってもとっても面白かったっす。2015年度映画化が決まっているみたいだけれども今から楽しみなのである。

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