まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

東京紀行2013《15》燃える炭火焼鳥 万作へ

2013年11月06日 23時13分06秒 | 東京



旧東京中央郵便局跡地に新しく出来た商業施設KITTE内にある「宮崎料理 万作」というお店である。





TBSのバラエティ番組「ぴったんこカンカン」で堺雅人氏がゲスト出演していた際に、安住氏が堺氏に「是非お勧めしたい店がある」と言って連れてきたのがこの店なのである。





新スポットは混んでいるという頭があるのでダメ元で事前に予約してみたところ「カウンターになりますが」という条件付きで予約が通ったのである。しかも通された席は、この店の名物である炭火焼を正面で見ることができる席である。かごに大量の鶏肉が載せられて、しばらく炭火の上でホッタラカシニされるのである。そして、あれよあれよという間に





無防備な鶏は炎をあげて燃え上がるのである。





我々は「あー燃えてる!燃えてる!!」って驚いたが料理人の人は一切動じることはなく当たり前のことのようにコロコロと鶏肉をひっくり返しておられた。





そして出てきたのがコレ。さっき燃えていたのは俺らのだったのねん???





「ぶり鶏の炭火焼き 2480円」。若干値は張るが、これがもの凄く弾力のあるブリブリした質感でもの凄く美味いのである。番組では「霧島鶏の炭火焼き」と食べ比べしていたが「ぶり鶏の炭火焼き」を口に入れた時のリアクションは半端でない感じだったので、迷わずこれをオーダーしてみたけど、めちゃめちゃ美味しかった。





次にオーダーしたのが「飛来幸地鶏卵の親子丼」。番組内では堺雅人氏と安住氏が口を揃えて「卵が甘い!!」と絶賛してたが、我々は信じてなかった。『卵が甘いわけないじゃん!!』と思いながらも、2人が本当に美味しそうに口に運んでいたので、食べてみたところ、これが、ななななぁーんと!!!「卵が甘い!!」のである。今までスーパーで買って食べていた卵は一体ナニモノなのかぁ!!と怒り狂いたくなるほど甘いのである。これは「ぶり鶏の炭火焼き」と並んで超オススメな逸品である。ちなみに「飛来幸地鶏」とは名古屋コーチンの名前の由来となった地鶏であるとか。





最後は「飛来幸地鶏卵のこだわりプリン」。もう何も言うまい。卵の濃厚な・・・(絶句)





最近めっきり胃が小さくなってしまった我々。本当はもっといろいろ食べたかったけれどこれでおしまい。厨房の中で椎茸の炭火焼を作る様子が見えたが、このバカデカイ椎茸も万作の手にかかれば美味しいのだろうなあと思った。





ところで、この「宮崎料理 万作」。番組内で「東京初出店!!」と紹介されていたので『宮崎にある地鳥の店が初めて九州地方以外に出店した』ものだと思っていたのだが、東京出発の前日にあれやこれやと調べているうちに「グランフロント大阪」にも出店していることを知った。。。そういえば初めてグランフロント大阪の中をグルグルと探検したときに店の前を通ったなぁ。。。_| ̄|◆
でも、「俺の雅人」が入店した店で食べたかったし、次回また行きたくなったらわざわざ東京まで食べに行かなくても良いことがわかったから、それはそれで(大阪にもお店があって)良かったなあと思った。

つづく

東京紀行2013《14》萌えるアキハバラへ

2013年11月06日 23時11分37秒 | 東京



万世橋駅の高架下にあった奇妙な飲食店。まるで城塞都市アキハバラへの入口であるかのような不可思議な店先風景である。





ここはまだ万世橋なのに・・・だがしかし、





神田川を渡ったその先には堂々と電気街のネオンが妖しく待ち受けているのである。





橋(万世橋)を少し渡ったところで振り返る。振り返った視線の先にはクリスマスデートに使えそうなホッコリした照明に彩られたオサレな商業スペースがあり、





我々の向かう先には雑居ビルと雑多なネオンが煌煌と輝いているのである。そして、ついに!!





ババーン!!!





前々から気になっていたAKB劇場の場所を地図で調べて、そのビルのある場所まで行ってみたのである。もちろんここから先には進んでいない。コレほんと。





イメージでは吉本花月や昔の映画館のようにビル全体がAKBの施設だとばかり思っていたら下階にはドンキホーテとかが入居するビルの一角に入居しているのね。これは本当に意外やった。なので「確かこの辺なんだけどなあ」と思いながら危うく行き過ごすところであった。





秋葉原駅からこのビルまで至るまでの間、少しずつ人の数が多くなり、その多さはこのビルの入口の前でクライマックスを迎えるのであるが、





このビルと細い通りを挟んで向かい合う雑居ビルの前にはもはや人影はまばらになっている。人の密疎の加減が極端であるのが非常に無気味であった。ちなみにこの写真のすぐ右側にはオサレな商業施設が鎮座し一階にはオサレな飲食店がテラス席を用意していてオサレな人たちがワイン片手に歓談をしていて、そのまた向かいには高級そうな高層マンションが鎮座している。そこまでくると「閑静な」と表現してもいいくらい人っ子一人歩いてはいないのである。あまりにも極端すぎる。ここは人生の縮図を表現した箱庭なのか??





秋葉原駅前。ガンダムカフェとAKBカフェとその奥にあるヨドバシカメラの電飾の色彩がトリコロールな色を呈していて面白かった。ここまでの行程を定刻通りこなすことが出来た我々は19時に予約していた夕食どころに向かうべくJR山手線に乗り込むのであった。

つづく

東京紀行2013《13》まんせいばし下車

2013年11月06日 22時49分49秒 | 東京



神田川沿いの以前は何の変哲もない廃墟だったように記憶している。





ちょうど交通博物館があったところが再開発で大きなビルが建ち、そこに隣接して存在している旧万世橋駅跡地がリノベーションで生まれ変わったのが今年の9月。





そんなこんなで急遽旅程に入れることにしたのである。







高架下のアーチ部分はそのまま残され、おしゃれな雑貨屋さんや飲食店に大変身していた。とてもおしゃれな空間で羨ましい!!





それらの一角にあった万世橋駅の歴史を辿るコーナーの駅開業当初の模型に遭遇。ここで改めて万世橋は終着駅であったのだということを知る。たくさん線路があるのはただの保守車両置場を兼ねた引き込み線だとばかり思っていたけれど、ただの引き込み線のためだけにこんな立派なアーチ橋は作らないよなあとも思った。





市電が縦横無人に走っているのがかっこいい。当時はまだ東京市だっただろうから、都電ではなく市電と書いてみた。あってるかな?





ホームに上がるための階段が2本保存活用されていて







当時の面影みたいなものが残されているのがいい感じである。





この先の階段を昇るとホームの上に出ることができるのだが、





いざ昇ってみるとだいぶ日が暮れていて、しかも断続的にずっと雨が降っていて、なかなか臨場感のある感じで列車の往来を見ることはできなかった。





ここはホームのあった場所をそのまま活用し往来する中央線の列車を展望できるスペースと展望できるカフェを作ったのである。何と大胆な!!





これには子供たちもビックリである。





昇ってきたのとは違う階段で下りてみる。ここが新しい段と古い段の境目かな。







しかし良くも古い駅の一部を使って商業施設の建築が出来たなあと感心する。





これから、この地から目と鼻の先に存在する秋葉原へ赴くとしよう。萌えるアキハバラへ。

つづく

東京紀行2013《12》赤坂から新御茶ノ水へ

2013年11月06日 22時22分05秒 | 東京
JR


半沢饅頭にありつけなかった我々は小腹がすいたので、どこかでお茶をすることにした。





東京はどこに行っても次々と目新しい商業施設が建築されている。こんなにもういっぱいいっぱいにガチャガチャと積層された街なのに、またまたこれでもかと新しい建物が計画され続ける。しかもたくさん積層されていくのに竣工される商業施設群はどれも真ん中がダイナミックに吹き抜けていて、狭い土地にぎりぎりいっぱい建てるのに中は空っぽの建物なのが逆説的で面白い。






なぜぞうなるのか?答えは簡単。吹き抜けとか空間的演出の無い床と天井だけで構成された商業施設はもう誰も見向きもしないからである。





そういうところに入るテナントは、当然のことながら賃料が高いのでそれ相応の価格帯のお店しか入店できないわけで、何だか微妙だなあと思う。今は新しいのでピカピカな建物なので人の入りも良いだろうけれど、建物なんてものの10年もすれば古びてくるので、その後どうやって声明を維持していくのか心配になってくる。





その地下にあるヴィ・ド・フランスで小休止。砂糖が入ってないかわりにバナナとリンゴ酢とプルーンなどが入っている豆乳フローズンが思いのほか美味しくって、こんなもんに舌包みを打つことに我ながら驚いた。





赤坂サカス方面に登る階段。ボケ加減が意外に良かった。






赤坂駅から千代田線で新御茶ノ水駅に至る。ここの北側改札へ至る通路は階段なしの4連エスカレーターになっていて何ともパリのメトロや北欧の地下鉄駅みたいで爽快な感じ。上り下りは時間帯によって変えられている模様で朝の通勤時間は昇り3本、降り1本となっている。昇り3本にぎっしりビジネスマンが立ち並んでいる姿は絶景だと思う。





新御茶ノ水駅に直結している新しい商業施設ソラシティ。ここも大胆な吹き抜けを使っている。小休止の場所を当初、ここに設定していたのであるが事前にHPで確認してみると、この日だけが全館停電で臨時休業であった。。。トホホ。





新御茶ノ水駅の改札付近で蛍光色のジャケットを来た人々とすれ違った。衣装にはHITACHIの文字が、はて?





JR御茶ノ水駅前の飲食店、ここは狭い敷地に長細い建物が短冊状に軒を連ねている。旧来からある商業施設は大胆な吹抜けなど作ることもできず、こうやってしのぎを削っているのである。ところで御茶ノ水に来た目的というのが万世橋駅跡地に出来た某施設を訪れるためである。万世橋は駅の跡地しかないため、どこかの最寄駅からしか行くことが出来ない。(つまり●●駅直結型ではない)というわけで赤坂駅から乗り替えなしの一本で来れる御茶ノ水で下車したというわけなのである。

つづく