ネコとウッドクラフトと

現在ネコ14匹とウッドクラフトにはまっています

椅子」の修繕

2012-02-26 20:40:17 | Weblog
学生時代の友人から椅子の修理依頼がありました。
秋田木工製のもので、曲木の本体に凹面にプレスした座面(べニア)が貼り付けてあるものだが、座面の一部が破損(ひび割れ)してしまい、なんとかならないかとの依頼でした。
とりあえず、座面をはがし取ってみた。1脚は概ねうまくはがれたのだが、もう1脚は接着部分がボロボロになってしまいました。
当初は新規のべニアを張り替えようと考えたが、凹面にすることはできないので、オリジナルの板を再利用することとした。


座面は台輪に糊付してありましたが、12㎜ほどでしたので、台輪の内側に沿って隅木的なものを補強しました。


座面は裏にウェイビングシートを密着し、補強しました



一回り小さくなったほうの座面はウェイビングシートを台輪にタッカーで固定しました。



その後、シナベニヤで化粧し、塗装をして仕上げました。オリジナルとは少し趣を異にしますが、許容範囲?かな・・・



もう一方のほうはエポキシ系のボンドで台輪に圧着



およそ元通りに復元。破損部分はパテで補修し、塗装をして完成

先日、依頼主にお引渡ししましたが、概ね満足いただけたようでホッとしました。なかなか面白い経験をさせていただくと同時に、この手の補修/修繕に少し自信が出てきました。
コメント
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