安倍晋三氏が発言した陳謝したという。
「モリカケ問題。今年の春は統計の問題。この秋は桜を見る会。政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっていることを、国民の皆様に大変申し訳なく思っております」
さてこの発言は何だったのか。実は安倍氏はこの発言で何を謝っているのかがわからない。表面だけ聞くと自分が起こしてしまった問題によって国政に迷惑をかけてしまったと、自分のいたらなさを謝ってように見える。しかし本当にそう思っているならばきちんとそれぞれの問題で逃げずに説明しているはずである。説明せずに逃げ回りっておきながら、ここで謝っているのは筋が通らない。きっとこの謝罪は野党の余計な追及のせいで製作論争ができなかったという意図なのだろう。素直に謝る「いい人」と思わせたかったのだ。
「総理大臣として国政の混乱を謝罪したい。悪いのはちゃんと審議してくれない野党だけど、国の政治の責任者はボクちゃんだから、ボクちゃんが謝らなければいけないよね。総理大臣ってつらいよね。」という意図の発言を、あたかも自分の間違いを認めるような発言のように見せて、国民を騙そうとしているのだ。
マスコミもそこを確かめもせずに発言を垂れ流す。これこそ印象操作である。
本当にセコい人だ。
彼の人の発言のコンテクスト、行間を読める人がもっと増えないと、
と切実に思います。
最近話題になっている「論理力」の低下の問題もからんでいるのかもしれませんね。
コラムニスト、作家・亀和田武氏が、成蹊大の後輩「安倍晋三」論で「・・・いますぐ辞任して政界から去ること、それだけだよ。 」と結んでいます。2017年08月の記事ですが。
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https://blog.goo.ne.jp/goo221947/e/2fa0f407ff9b43db8d6093df3d75914c
私の選挙区に経済再生担当大臣になった人が居ます。2年くらい前に知人から彼の講演への誘いがあったのですが、私は「安倍さんが馬鹿だから行きません」と断ったものの馬鹿という表現を使ったのはまずかったかな?と時々反省してきました。
でも、この記事のような会見や数ある言動に、彼はやっぱり勉強不足だし、感覚でしかものを言っていなかったり、官僚の原稿をまる読みする姿を見るにつけ情けなく思うわけです。
一体全体、国家権力はどのようにして握ってしまうのか、どれほど強大なものなのかとぼんやり考えています。
彼が再選された総裁選では森喜朗元総理は、石原慎太郎氏に石原伸晃氏を推すからと言ったようだし、石破茂氏が地方票での圧倒的な支持を集めていましたよね。
権力って運とわずかな差で転がりこむんでしょうね。
今日の毎日新聞には、「桜を見る会」は党内からも「総裁選の党員票固めだ」という指摘もあるそうでゾっとしています。