ヨーロッパの国で移民によるテロや差別が問題になっています。アメリカでは黒人差別がいまだに差別がのこっています。アメリカ大統領選挙の報道を見ると、もしかしたら以前よりも差別が大きくなっているのではないかと感じられくらいです。それぞれの理由は別の問題として、欧米諸国は今深刻な人種的な困難に直面しています。
それに対し日本はそういう問題がほとんどありません。せいぜい中国人旅行者のマナーが悪いということぐらいです。もちろん、これは30年くらい前に欧米の国の人に日本人がいわれていたことと同じなので、日本人が偉そうにいうようなことではありません。
日本ではなぜ差別の問題が生じないのでしょうか。もちろん答えは簡単です。外国からの移民がないからです。日本に移民が少ないのは地理的な要因が一番大きいと思います。
原因はともかくとして、グローバル化といいながら、実際には日本人はグローバルな状況とはかけ離れているのは事実です。欧米の諸国やその他の国々はグローバル化の問題につねに直面して、それと向き合ってきた歴史があります。それに対して日本はそういう歴史に乏しい。
日本人が差別反対と言ってもそれは机上の空論でしかありません。現実にとなりに移民が住み、異文化を持ち込んできたような状況でも、差別できないでいられるでしょうか。むずかしいのは明らかです。
日本は「ひきこもり」状態にあることをしっかりと肝に銘じなければいけません。それを前提として想像力を働かせながら、現実を見据える必要があります。
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