映画『関心領域』を見ました。見る者の想像力を刺激し、それぞれにそれぞれの恐ろしさを与えるすごい映画でした。
実は見ながらさまざまな「匂わせ」を感じながら、その意味がはっきりとしないまま見終わりました。だから正直言って1回見ただけでは釈然としないものがありました。しかし、たくさんの刺激的で気になるシーンがあり、おそらくアウシュビッツの悲惨さと、そのそばで生きていたドイツ人の歪んだ心を描いているのであることは感じました。
家に帰り、ユーチューブでいくつかの解説を見てみると、なるほどと思う事ばかりでした。自分の予想と同じ解説もありました。しかし知識がなければわからない内容のものもありました。特に、暗闇のなか何かを地面に置いて回っている少女については、意味ありげな映像でありながら、解説がなければまったく理解できないものです。それらを含めてもう一度見るべき映画だと思いました。
1度見ただけなので、まだ正確な評価はできませんが、監督の意図する方向はわかります。繰り返し見て、内容をより深く理解出来たらと思います。