東京オリンピックのマラソンと競歩が札幌で行われることになりそうだ。IOCが日本と事前に打ち合わせをほとんどせずに決定したようである。この決め方に問題はあるが東京の真夏の暑さを考えたら賢明な策である。
それにしても小池知事は情けない。困惑を口にし、されには「だったら北方領土で実施すれば」と開き直りともとれる発言までしている。このような緊急な事態に感情的な発言をする人に都政をまかせていいのか心配になる。準備をしていた東京都にとっては寝耳に水であり、取り乱しているのはわかるが、「アスリートファースト」という言葉を好んで使っていたのは小池都知事だ。もっと冷静な対応をすべきだった。こういうときに人間の器がでる。
それにしてもこうなってきたら、オリンピックのあり方ももっと柔軟であってもいいのではないだろうか。競技によっては秋の開催も可能にし、開催地も1都市にする必要もない。インターネット時代のスポーツの祭典のありかたを見直してもらいたい。「アスリートファースト」のオリンピックにしてほしい。