テレビでお墓の話をしている。
日本人は宗教意識が薄いのに、なぜこんなにお墓にこだわるのだろう。
お寺の経営的な戦略が働いているという可能性があるのではないだろうか。お寺としてはそのような意識はないと主張すると思うが、結果としてお墓は檀家をつなぎ留めておくための「人質」のような役割をはたしている。ご先祖様がそこにいるから、お寺との関係を壊すことはできない。私もお寺とのトラブルを経験したことがあるが、やはりとりあえずはこちら側が譲歩するしかない。墓文化は社会的無意識の中で、檀家をお寺につなぎとめておくための共同幻想として形成されてきたと考える。
この発想は「思いつき」なので、もう少しじっくり今後考えてみたい。
特に「社会的無意識が形成する共同幻想」は、今の社会を解くカギになるのではないか。