高谷オカリナの里発2

栃木県佐野市白岩町高谷(たかがい)にある、「高谷オカリナの里」の管理人(自称)のブログです。

山之口貘さんの本を再読しました

2022-10-27 06:31:28 | 読書

何年振りかで沖縄出身の詩人 山之口貘さん(1903-1963)の本を読み返しました。

このブログのフォロアーさんの高田渡『生活の柄』という投稿を見た事がきっかけとなりました。
『生活の柄』は、高田渡さんが山之口貘さんの詩に曲を付け唄っている、渡さんの初期の代表的な歌です。
他にも何曲か山之口貘さんの詩に曲をつけて唄っています。
渡さんは原詩のまま唄うのではなく多少アレンジして唄う事が多かったようです。
実はこの2冊の本は、アンソロジーと言うか寄せ集め的な本です。
「桃の花が咲いていた」は、最初の詩が「自己紹介」で始まり「告別式」で終わると言う自叙伝ふうにまとめられた詩集です。
「山之口貘全集」は、「山之口貘全集(全4巻)」から抜粋された詩文集です。
それでは、この2冊の中から、渡さんが唄った歌の原詩をいくつか順不同で紹介します。
「生活の柄」('71[ごあいさつ]) 原曲:When I'm Gone [The Carter Family]

「鮪に鰯」('71[ごあいさつ])

③「結婚」('71[ごあいさつ])

「ものもらい」('73[石])
「座蒲団」('77[ヴァーボンストリートブルース])

「告別式」('72[武蔵野タンポポ団の伝説]) 原曲:My Creole Belle [Mississippi John Hurt]
他にも「石」「年輪・歯車」「頭を抱えた宇宙人」などがあります。
何でこんな事を書いたのかと言うと、
お気に入りの歌や、気になる歌は、それが出来た背景を調べる事が習慣になっているからです。
これは、自分が高校生だった頃にナターシャセブンの107ソングブックで高石ともやさんから教えていただいた事です。
ちなみに「歌」と「唄」の使い分けも107ソングブックから教わりました。


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4 コメント

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Unknown (風ヴギ)
2022-10-27 08:07:12
おはようございます☀️😃❗
懐かしいです。高校が吉祥寺でよく
ぐぁらんどうに行きました。
武蔵野タンポポ団も懐かしい!
花見に小金井公園にいくと、渡氏もお酒を
飲んでたり。武蔵野が遊び場でした
世の中は変わりますが 音楽はいつまでも残ります
これからも頑張ってください
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Unknown (masa3100)
2022-10-27 08:50:05
風ヴギさん
コメントありがとうございます
自分は学生の頃ぴあでチェックして、
横浜からぐぁらん堂に何度か行ったことあります。
目的は、高田渡さんや、ヒルトップストリングスバンドのライブでした。
懐かしい思い出です。
返信する
高田渡と山之口獏 (四代目桶屋金之助)
2022-10-27 16:38:18
私のブログをきっかけに高田渡さんと山之口獏さんについてブログを書いていただきうれしいです。
知らないこともあり勉強にもなりました。

『鮪に鰯』は私のお気に入りの1曲でもあります。
以前にこの歌についてブログも書きました。
よかったら覘いてみてください。
https://blog.goo.ne.jp/4-okeyakinnosuke/e/8ad235c303d714491b72f591eee31e1b
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Unknown (masa3100)
2022-10-27 20:45:27
四代目桶屋錦之助さん
コメントありがとうございます❗😀
ご存知かもしれませんが、
『ブラザー軒』と言う歌があります。
死んだはずの父と妹が幽霊となって、
かき氷を食べに来ると言う歌です。
原詩は菅原克己さんによるものです。
高田渡さんが晩年近くに唄っていたこの歌は、
『鮪と鰯』と同じ曲と思われます。
かなり似てます🤔
でも、同じ曲だと言う人、見たことありません🤭
『ブラザー軒』は、仙台市にある実在のお店です。
高田渡さんの歌の中で、自分が一番好きな歌です。
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