新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月23日 その2 カリフォルニア州のSM氏からの最新の便り

2022-10-23 10:34:37 | コラム
小室圭氏の「三度目の正直」は現地で話題になっていましたか:

私の言わば個人的な興味で、果たして小室圭氏の件が西海岸では話題になっていないかと思って、SM氏に問い合わせてみた。その答えを下記に引用してみるのだが、最早彼の地では関心事ではなかった。

>引用開始
一般メディアでの報道はありませんが、日本関係のネット番組などでは話題にしているのではと思います。英国王室にはあこがれと嫉妬の強い米国民は、ヘンリーとメーガンの動向には異常なほどの関心があるようで、よくニュースになっています。

ところで、投票が近づいた11月選挙ですが最も重要かつ注目されているのがGeorgia 州の連邦上院選で、 結果次第で共和党とトランプ復活が軌道に乗るシナリオです。現時点では民主党の現職(黒人)がリードですが、共和党候補は元フットボールの有力選手だったハーシェル・ウオーカー(筆者注:Hershel Walkerでダラス・カウボーイズの有名なランニングバック)なのも興味を引きます。小生80年台の彼の活躍をよく覚えています。果たして結果は?
<引用終わる


スワローズ対バッファローズの日本シリーズ

2022-10-23 07:49:02 | コラム
日本シリーズ第1戦の観戦記:

矢張り冷静なる評論家としては、日本シリーズ第1戦の観戦の弁を述べておきたい。偽らざる所を言えば「スワローズの二連覇となる方が面白いだろうが、どちらが勝つかの予想はつかない、閃きが来ていない」のである。

1回の裏に現れたパシフィックリーグの投手4冠王の山本由伸の表情を一目見て「これは駄目ではないか」と閃いた。案の定、一球目を塩見に叩かれてレフト前ヒット。何となく「これで勝敗の行方が決まったのではないか」と感じた。山本由伸は優れた投手であるのは論を待たない。だが、私が気になっている事は「体の開きが早く手投げになっている」と見える点だ。「あれでは、打者に球の出所(リリースポイント)が見えてしまうのではないのか」と気になっていた。

昨夜の彼の不安に見えた表情からは「何か身体的か物理的な不安材料があるのか、または過度に緊張していて制御できていないのか」の何れかと見た。それでも不調が続く山田は三振に取れたが、村上宗隆にはストライクが入らず四球の後に、オスナに三塁線を破られて二失点。私はスワローズがこの得点を守れるとすれば、勝負あったかとすら感じていた。山本の不安げな自信がない表情は変わることなく、4回、4失点で自分から降りてしまった。

スワローズはまともな先発投手がいなくても優勝できたのが特徴だ。昨日の小川も決して良い出来ではなく、バッファローズに沢山ヒットを打たれていたし、押し出しの四球などと褒められた出来ではなかった。だが、何とか5回を2失点で投げきって、優れた救援投手陣に後事を託していた。中継ぎに良い投手がいるのはバッファローズも同じ事。皆が150km以上の速球投手だ。

結果的には解説の工藤公康が指摘していたように、スワローズの5得点のうちの3点はソロホームランでの流れで、全部を適時打で取れた訳ではない。本日の2戦目の先発が誰かは知らないが、バッファローズは宮城大弥だろうから、塩見やオスナをどうやって抑えるかに懸かってくるのではないか。私は村上宗隆が56本目を打つまでの不振から未だ立ち直れていないと見ている。もしかすると「3冠王」が重荷になって緊張し過ぎか、相手投手に手の内を読まれたかの何れではないか。

昨夜の二人の解説者、工藤公康と谷繁元信は良かったと思う。両者とも打者と投手の心理と駆け引きを読んで聞かせてくれたのが興味深かった。解説者はこうあって欲しいと思っている。今夜はテレ朝が中継するのだが、前田智徳が解説に登場と聞いて早々と、敬遠してNHKのBSで見ると決めた。前田智徳は恐らく全テレビ局が使う解説者の中で最悪と査定している。喋ることに中身がないし、その上に声も悪く何を言っているか聞き取りにくい。

スワローズとバッファローズの何れがこの日本シリーズを制するのかは未だ解らない。と言うか閃きが来ていない。だが、「頼りにしていたはずの山本由伸で第1戦を落としたバッファローズが、精神的に劣勢では」という気がする。


10月22日 その2 病院食を回顧する #2

2022-10-22 16:25:02 | コラム
ストーイック(stoic)な食生活:

これから、あらためて語って行こうとする私の食生活の内容を聞かれた方が「貴方は意志が強い」と褒めて下さった。私は謙遜でも何でもなく「いえ、いえ。私はそれほど意志強固ではありません。ただ単に未だ死にたくないので、主治医の指令に従っているだけのこと」と答えた。その内容はストーイックかも知れないが、そうする以外の選択肢は無いと思っているだけ。

先ずは「カフェイン」を極力避けること。これは、2006年1月の最初の心筋梗塞で入院したときに看護師さんに厳しく告知されたことだった。「どんなにコーヒーが好きだったとしても1日1杯が限度。理由はカフェインが血管を収縮する効果があるから」だった。退院してからは家では「カフェインレス」と表示されているインスタントコーヒーのみを飲んでいる。外では付き合いで本当のコーヒーを飲まざるを得ない場合もある。なお、カフェインレスはアメリカでは“decaf“と言われていて、発音は「ディーキャフ」である。

次なる課題は「減塩」だった。これは既に述べてあったように半年は続けた。その手法としては減塩醤油、減塩サラダドレッシング、減塩出汁のもと、インスタントの減塩味噌汁等々だった。探せば未だあったかも知れないが、味気ない食べ物の追及だった。最も極端な例では、寿司には一切醤油をつけずに食べることだった。これも馴れれば生の魚の味が分かって面白かったと言うのは「負け惜しみ」かも知れない。

「脂肪分抜き」も挑戦していた。これは病院食の中にあった例で、ハンバーグで一切脂肪分を抜いて調理した物が出てきたのに倣った。塩分と脂肪分を抜いたハンバーグがどのような味になるか、想像して見て頂きたい。でも、これで「動物タンパク」が摂れるのだ。

麺類を忌避すること。どうやら「饂飩」は小麦粉で構成されているので炭水化物であるから宜しくないようで、蕎麦なら良いようだった。饂飩がダメならば、ラーメンも好ましくないようだった。従って、退院後は殆ど外食ではラーメンを避けていたが、偶には懐かしくて食べることもあった。その際には汁を飲むことは避けるようにしていた、栄養士からは「塩分の塊」と聞かされた記憶があったから。この原則は今でも守っている。

カフェインの話に戻ると、先頃の入院まではCoca Cola等にはカフェインが含まれていると知って避けてきた。だが、入院中に栄養士さんから「あの程度のカフェインの含有量では、少しくらいならば飲んでも問題ない」と聞かされたので、先日恐る恐る飲んでみた。炭酸飲料の爽快感はあったが、その時だけにして、今でも無難な麦茶にしている。

しかし、ビーフステーキやトンカツ等の動物タンパクは高齢者には必要と聞いた気がするので、月に数回は積極的に食べるようにしている。こうすることで、食生活に少しは彩りがあるようになると思うのだ。なお、私はアルコールが体質に合わないので飲んでいないし、飲みたいとも思わない。ではあっても、夏になれば「昔はビールを飲んでいたこともあったな」と、懐かしくテレビCMを見ている。


国の内外の話題から

2022-10-22 07:54:28 | コラム
小室圭氏がニューヨーク州の司法試験(bar exam)に合格他:

三度目の正直か:
この小室氏の合格は何と言って評したら良いか解らなかった。今週発売の週刊新潮も週刊文春は、ともに小室氏が不合格になった事を前提にしたかの如き前提の記事を掲載していた。私自身は小室圭という人物には余り好感を持っていなかったのだが、それでも「この両誌は随分と大胆なことを言っているな」程度に捉えて読んでいた。彼らは弁護士となった小室氏と真子さんに「名誉を傷付けた」とでも訴訟でもさることもあろうかとは考えていなかったのかと、一寸だけ考えた。

私の感想は「小室氏は鉄の如き意志を以て眞子内親王と結婚し、アメリカに渡って司法試験に何度でも挑戦して弁護士の資格を獲得して、ニューヨーク州で華々しく活躍するとの目標を立てて、形振り構わず挑戦して結果を出した大変な立志伝中の人物」なのか、あるいは「単なる向こう見ずの皇室の内親王の夫となる事の是非も当否も顧みずに、秋篠宮ご夫妻の了解もなしにアメリカに渡ったおかしな人物か」に過ぎないのかは理解不能なのだ。

私は恐れを知らずにアメリカの会社に転進し、事業部内のただ一人の日本人というかアジア人として、異文化の中で異国の言語を使って20年以上も働いた経験がある。それが簡単な場合もあるにはあったが、それほど容易な道ではなかったことは身に染みて解っている。小室氏はアメリカの大学で勉強しただけで、法律事務所で新参の弁護士として異国で働く事の大変さを、どのようにして切り抜けてlawyerとしての地位を確立するかが、今後の重大な課題のように思える。

リズ・トラス首相が辞任:
先週のことだったか、ジムのサロンで僅かな時間を作って、暫く振りにNew York Timesの一面だけをザット見て(「読んだ」とは言えない)みた。一面のトップに「UKのトラス首相は減税政策を撤回したので困難な事態に直面している」というのがあった。「なるほど。新首相は困難な事態に直面しているのか」と知り得た。それが、アッという間に現実となって、在職45日で辞任となったそうだ。

昨日、今となってはめっきり衰えた英語の聞き取り能力を駆使してトラス首相の辞任の弁を聞いていた。面白いなと感じたことは、彼女は「保守党の党首を辞任する」と言っただけで、総理大臣を辞めるとは聞こえなかった点だった。首相の辞任はその先のことだとの解説もあった。私がもう一つ面白いと受け止めたことがあった。それは、トラス氏はsituationを「シチュアイション」と発音されたこと。これは余り高級とは看做されないLondon cockneyなのだったから。

旧名統一教会関連の問題:
立憲民主党の参議院議員・打越さく良氏が山際大志郎大臣に「統一教会の信者か」と質問したことが、「憲法違反である」と物議を醸していると報道されている。打越さく良とは聞き慣れぬ名前なので検索すると、東大出身の弁護士とあった。そういうお方が憲法違反の廉を問われる質問をするとは如何なものかと言うよりも「他人の信仰を問うことが憲法違反になる」のが印象的だった。

所謂「ミッションスクール」ではない上智大学には、私の在学時には「神学生」、「信者」、「一般学生」の別があった。我々というか私のような一般学生の間では、ごく自然に「君は信者かい」と尋ねたものだった。そういう事を訊くのは憲法違反になるのとは知らなかった。

私には打越さく良氏が軽率だったのか、それとも何か信念があって岸田内閣の問題児の如き存在となった山際大臣を追い詰めようとされたのかなどは知らない。だが、旧名統一教会の処理問題の核心はこんな所にあるとは思えない。岸田総理が一大決心の下に(支持率の回復を企図されたとの報道もあるが)質問権の行使までに踏み切られたのだから、野党としてもより広い視野で物事を見て質問をして貰いたいものだと思っている。


病院食を回顧する

2022-10-21 14:51:35 | コラム
パンはダメです:

9月の検査入院から退院できてから3週間を経たので、心不全の検査で入院した際の食事をあらためて振り返ってみよう。同病や血管に欠陥がある方の参考になるかも。

先ずは朝食に出てくる米飯は日頃の習慣と違うので、看護師さんに「パンにならないでしょうか」と訴えてみた。答えはにべもないもので「パンには変えられません。パンは塩分が高いし、糖質も含まれているし、炭水化物で良くないのですから」だった。尤も、私はBNPが952だから検査入院となったのだし、病室のすぐ前がナースステーションだった事は「危険な患者」と診られていた証拠だから、仕方がなかったと諦めた次第。

次には15年までの心筋梗塞と心不全での再三再四の入院で経験していたことで、循環器系の患者の食事は「減塩」、「脂肪抜き」(=揚げ物や炒め物無し)、「刺激物無し」といった具合で、解りやすく言えば「味も素っ気もなし」なのである。しかも、それでもチャンと食べないことには、体力が衰えると承知しているので、習うよりは馴れよ」とばかりに殆ど食べ残しはしなかった。

それでも、毎朝6時頃の朝食前に体重を量ると、結果的には退院する頃には約1kgの減量になっていた。15年の2月に2度の心不全の入院の後からは栄養士さんの指導の下に厳重な減塩、食べ過ぎないように、炭水化物を減らすこと等々を家内の協力の下に半年以上続けた。一口に「減塩」と言っても具体性がないだろうが、指示された量は1日6grmだった。これは、実際に秤にかけてみて解ったのだが、殆どゼロに等しいものだった。

この減塩食は、昭和31年からの付き合いだった紙流通業界の大手の役員だった方が重症の糖尿病他の対策で、1年間耐え忍んで続けて何とか正常な生活が出来るようになったと教えてくれたので、「俺にもできるはず」と思って懸命に続けた経験があった。今回の病院食も10日から2週間と予め告知されていた入院だったので、この程度の日数ならば耐えられると見込んで我慢してみたのだった。その結果か9日目に退院が許されたのだった。

要点は「自分の為なのだから、入院した以上は『美味で』あるとか『不味い』などは綺麗サッパリ忘れて、出てくる物を食べていれば良い」と悟ることだろう。退院した後では普通の食事に戻っているが、炭水化物も兎も角、食べ過ぎないようにと注意している。

減塩については、2006年1月の最初の心筋梗塞から立ち直れた後では、それ以前には好みだったラーメンを外で食べることは年に一度か二度で、食べた後では汁は一切飲まないようにしている。味噌汁は元々好みではないので敬遠している。

私の場合はそもそもアルコールが体質に合わないので飲まないし、煙草は当時の湘南中学では喫煙が見つかれば即停学だったし、度重なれば退学だったことなどがあったので、人生で一度も試みたことなかったほど度胸がなかった。これらが89年生き延びることができたことと関係があるのかないのか知らないが、上記のような食事制限は効果があったと思っている。