大袈裟で言い方ではなくて「2割り負担は怒りの対象」だった:
10月に入ってから、先月の入院のフォローアップ(病院の用語だと思っているが)で検査と診察が続いている。即ち、7日、11日、12日と病院及び調剤薬局に出掛けてきた。昨日までで既に約7千円の負担となった。来週にも更に3回の検査が入っているので、1万円超えが見込まれる。報道によれば、具体的なことは良く意味が解らないが「窓口負担が5千円を超えれば、3千円還付される?」とあったが、院内にもそのような貼り紙がしてあった。
今回の後期高齢者の数百万人の20%に2割負担を課すとの決定は、守税奴?の財務省が発起人となって厚生労働省を突き動かしたのだろうと疑っている。だが、この5千円超えの場合に云々と言い、僅か20%に2割負担を強いるという措置が産み出す軽減策で、財政的負担がどれほど助かるのかという疑問が生じる。
昨日の国立国際医療研究センターの採血室には、担当の看護師さんが「今日は580人の予約があるので」と語っていた大混雑で、50分もの待ち時間となった。言うまでもない事で、平日の午前中ともなれば、そこは高齢者で溢れかえっていた。しかし、その大混雑の中でも20%しか2割負担の方はおられないのではないのか。
敢えて言うが、私にはおかしな健康保険料の財政負担軽減策であるとしか思えないのだ。悔し紛れに言えば「我が国の高度成長期を懸命に担ってきた企業戦士(古いか?)である我々が、今日まで努力して生き長らえてきたことに対する報いがこれか」なのだ。勿論、20%の中には「2千万円どころでは蓄財があって、2割や3割負担など何のその」という方々がおられるだろう事くらいは承知で言っている。
だが、私には「2割負担」は姑息的であり、他に何かもっと有効な手段があったのではないのか」としか考えられないのだ。先日も病院の健康保険証確認の窓口で、つい「2割になりました」と言ってしまったところ、係の女性に「そういう不満を仰しやる方が多いのです」と返された。不満なのは私だけではなかったと確認できた。岸田さんの「新資本主義」も結構だろうが、「他にも何か具体的な国民を豊かにする施策があるのではありませんか」と申し上げたくなるのだ。