新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

西村大臣がテレワークの徹底を求めた

2020-12-02 08:55:16 | コラム
商社マンと懇談した:

報道によれば、西村康稔大臣は経営三団体に「テレワークの徹底」を求めたそうだ。ところが、先週久しぶりに懇談した商社マンによれば「世間では意外なほどテレワーク(リモートでも良いか)は広まっていないのである」と教えてくれた。彼が言うには「中には50歳台の若き(?)経営者でも会社には毎日全員が出勤して一斉に仕事をしてこその存在意義がある」と固く信じて、リモートへの転換を認めていない例まである」のだそうだった。

某学生の就職希望先のトップを譲らない商社でも、未だにリモートは実行されていないし、系列というか一部の内販会社では、隔日の出勤という形になっている程度で落ち着いている例もあるとかだった。彼は「我が国の企業社会の文化は一夜にして変わるものではない」と言っていたのだった。

西村康稔大臣が今になって経団連他に要請したということは、未だ以てテレワークの普及率が低いということを示しているのだと思う。だが、商社マンの語るところを聞いても、長い年月をかけて築き上げられた「文化」(=ある団体の言語・風俗・習慣・思考体系等を言う)とは、そう簡単に変えられる性質ではないのかと思わせられたのだった。

その他にも紙パルプ産業界等について興味ある話題はあったが、ここではは割愛することにする。


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