新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

田中将大の危機

2014-07-11 16:48:23 | コラム
田中将大が右肘じん帯の部分断裂で全治6週間:

何気なく開いたYahooのニュースにこう出ていた。好事魔多しと言うが、そういうものらしい。言うまでもないが、MLBのヤンキースに行った田中のことだ。

私は田中はある程度はやってくれるだろうが、アメリカに行った以上は年俸というか契約額に見合うかそれ以上の実績がないと苦しい立場に追い込まれかねないと思っていた。何度も言ってきたことだが、Darvishは賢明にも渡米後何ヶ月も経たないうちに「何か異種の競技をやっているのかと思った」と、その異文化の世界を形容して言った。大したものだ。

田中は中四日という未だ経験したことがないきつい条件でも、MLB最上位の部類に属する成績を挙げて健闘してきた。偉いものだと思った。だが、さぞかし辛いことだろうが良く耐えてきたなとも思っていた。何処かで齟齬を来さねば良いがなと、杞憂であってくれれば良いがという危険は一寸だけ感じていた。それは、自著にも言ってきたことだが、“アメリカで好条件で雇用されれば、初年度は「何が何でも期待に応えねば」と夢中で一所懸命にやってしまうのは普通である。しかし、雇用者側は「そこまで出来るのだったら、2年目にはそれを上回る成績を挙げてくれ」と当然のように求めてくる”ものなのだ。

私が田中に見た危険はこれであって来年の問題だった。今年度内に故障者リスト入りとは余り予測していなかった。だが、「やっぱりか」とは思わずにはいられなかった。私は誰かは記憶していないがある解説者が田中の今年の成績を「13勝9敗」としていたのに乗っていた。そして、今のところはそれ以上に行きそうで不明を恥じていた。

だが、この6週間の休みがあっては、9敗を達成する必要はないが、何とか13勝以上には持っていって欲しいと思っている。因みに、Darvishは初年度は16勝9敗だった。


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