新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

chaosをドイツ語読みすれば

2014-06-04 07:11:33 | コラム
ドイツ語では「カオス」だそうだ:

畏友佐藤氏からドイツ語圏では"chaos"の発音が「カオス」だと教えて頂いた。知らなかった。私は何故か第二外国語を取らないでも卒業させて頂ける学校に行ったので、英語以外の外国語を勉強したことないので、無知を恥じ入っている。

しかし、思い起こせば戦後では未だ我が国では旧制高校生を中心に「ドイツ語世代」の方が多かったと思っている。お医者様のカルテ("Karte"というドイツ語である)を始め病院の中でもドイツ語が飛び交っていた。1960年に入院した際にも隠語かと思ったほど全てがドイツ語だった。

旧制高校生たちは「ゲルト」(=お金)、エッセン(=食べ物?)、「メッチェン」(女性)、「ドッペる」(=落第する」、「シェーン」(=美しい)、等々を駆使していた記憶がある。そのドイツ語時代が何時の間にか終わって英語が取って代わり、愚にも付かない"TOEIC"がのさばる時代になった。

本題に戻せば、英語の"chaos"を「カオス」という妙な表記をするのは往年のドイツ語時代を懐かしむ人たちの企みかも知れない。カタカナ表記はとんだ「カオス」を引き起こしたものだ。


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