新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

JOCも組織委員会もこのまま黙っているのか

2020-09-08 08:26:58 | コラム
傲慢としか思えないJohn Coates副会長:

私はこのコーツなる人はIOCの調整委員長とやらだと思っていたが、今回の「2020オリンピックは少数国の参加でも開催する」との我が国を見下したかの発言では副会長に昇格していた。後難を恐れて言えば、このオーストラリア人は“White supremacy”の見本の如き感を与える存在で、前回の来日の際でも「何の根拠があってそれほど偉そうにするのか」と「何故、我が方のJOCの委員たちは鞠躬如としてこの程度の(白人の)委員の発言を承るのか」と不思議であり、外国人に対して弱腰なのかと、情けない思いで見ていた。山下氏は何をやっているのかともどかしかった。

そのコーツ氏(実は、アメリカに同姓同名のジャズピアニストがいるので、彼がIOCの委員になったのかと疑っていた?)の今回の発言で「日本はもっと新型コロナウイルス制圧対策を強化してオリンピックの開催に備えよ」と言ってのけたのだった。私はこの傲慢な姿勢を問題にするが、彼に問いかけたいのは、最近の統計では「全世界の感染者が2,710万人で、世界各国の中で第8位のメキシコで63万人である。だが、我が国では昨日で7万2千人である。全世界の感染者の0.25%だ」と、ご存じで言っておられるのかという点だ。

マスメディアがコーツ氏の発言をどう訳したのか知らないが、彼が発言すべきことは「日本は実に素晴らしい制圧対策を講じてきておられた。そこで、来年のオリンピックを開催を可能にする為に、一層対策を強化されて、世界各国が安心して選手団を派遣できる用語準備を願いたい」のはずだ。私は彼というかIOCの姿勢に対して森喜朗組織委員会長も山下泰裕JOC会長も何故「言っても何も失わないだろうこと」をIOCに言わないのかと、何とも言えない歯痒い思いだ。だが、もしかすると、我が方には何らかの発言を封じられているIOCの規定か、弱味があるのかと疑っている。

私は長い間、事業部の中のたった一人の外国人として言うべきだと思ったことは、仮令それがアメリカを批判し且つ非難している内容であっても、遠慮することなく発言してきた。言うまでもない事で、こういうことを言うのは非常な恐ろしさがあるし、並大抵ではない度胸も必要だし、言わば職を賭けている場合もある。だが、言うべき事は言うべきだし、彼等に知らしめるべきことは幾らでもあるのだ。経験からも言えるが、私は我が国の方は慎ましやかに遠慮されて、仮令勇気を持って言われる場合でも、表現が遠回しで、彼等には真意が届かなかったと思っている。

私はコーツなる者が常時何処にいるのか知らないが、森氏か山下氏は万障差し置いてもそこまで直ちに飛んでいって、その無礼な発言を訂正させ、我が国がどれほどの対策を講じて感染者を抑えてきたかを説き聞かせて欲しいのだ。規制があって飛べないというのならば、電話会談だって可能だし「コーツ発言の不当さ加減」を外国人記者クラブでの記者会見を開催して訴える手だってあるはずだ。私は彼等は反撃されれば意外に脆いのであると経験している。兎に角、あのような不当な発言を許しておいてはならない。



コメントを投稿