新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

最近のニュースから

2023-01-27 08:28:04 | コラム
気になる話題を:

森喜朗元首相:
岸田政権がウクライナにあれほど肩入れしている状態に懸念を示しておられたそうだ。解説では「森氏は在任中にロシアとの国交に注力されたので、自分が築き上げた関係が崩されていくのは決して愉快なことではないので、あのように言われたのでは」となっていた。私には何となく裏の読み過ぎのように聞こえた。

私はロシアというかプーチン大統領のあのウクライナ侵攻は決して宜しくないと思うが、ウクライナが交通事故の診断にあるような「10ゼロ」のように正しくて100%ロシアが悪いと立証されているのかなと、何らの具体的知識もなく何度か述べてきた。断っておく必要もないと思うが、一般人である私はマスコミ報道だけからしかあの侵攻問題などを判定出来ないのだ。故に、某元大使が指摘された「返り血を浴びるような制裁を科すとは」も尤もだと受け止めている。

では、岸田内閣が西側というか民主主義側の諸国に同調せず、ロシア制裁に踏み切らなかったらどうなっていただろうか。「仮定の事柄には言及しない」という決まり文句があるが、制裁に踏み切らなかったならば、エネルギーコストの急騰とそれに伴う物価の上昇もなかったかも知れない。だが、アメリカには「日本は経済的な不振等により、G7から一番先に脱落する危険性あり」とされているそうだから、「反ロシア」組に止まる選択肢しかなかったのだろう。

我が国の治安の悪化現象か:
連日のように都下狛江での90歳の婦人に対する強盗殺人と、その関連の組織的なのかSNSの悪用なのか、関東地方一円で数多く発生している強盗事件が大きく取り上げられている。一部の報道では「特殊詐欺を手がけていた連中が行き詰まって、強盗という手法に転換したのではないか」という観測もあった。私はその悪者共が狙っているのは、家に現金を保管しているという点よりも「一戸建て住宅」が標的にされやすいのではないか」と感じている。

我が国は世界に希な治安が安定した安全な国であると誰もが信じているかも知れない。だが、その「日本良いとこ」説に水を差すような強盗組織が蔓延っているのは憂慮すべき事態だと思う。既に故人になってしまった弁護士の従兄弟からは「刑法から考えれば、強盗か強盗殺人は盗み取った金額の多寡に関係なく刑罰が厳しくなる。同じ他人様の金を奪うのならば詐欺を企てる者の方が狡猾だ」と聞かされたのを思い出した。

私は強盗殺人のような凶悪犯罪が増えても、我が国の街中の治安の安定度に変わりは無いと思う。これは「治安」という時にどのような場所での安全性を指しているのかを考える必要があると考えている。何処か外国に行けば、大きな都市の中を歩いていても強盗だの掏摸だという危険な目に遭うことがある。我が国では普通には想像も出来ない危険が待っているのが外国だ。

私はスペインをパック旅行中に、ある都市で自由時間となった途端に、後ろから羽交い締めにあってウエストポーチとやらを奪われてパスポートとトラベラースチェックを失った高齢の女性の例を知っている。我が国の「悪者」はこのような犯罪には手を付けずに、一気に刑罰が重い強盗殺人に及ぶとは浅慮のか緻密な計略なのかが、私には解らない。それに付けても感じることは「景気が低迷する我が国では、窃盗犯が増えたな」なのである。

週刊誌報道によれば:
「木原誠二官房副長官の態度が傲慢ではないか」とかなり皮肉っぽい書き方で取り上げられていた。私はこの岸田総理の懐刀と報じられているお方を着任された早々にPrime Newsに登場された際の傲慢というか、思い上がったように感じさせられた態度に呆れて不安感を表明してあった。2度目にPrime Newsだったかで見かけたときには、やや態度が改まっていたかという気もしたが、今回の週刊誌報道である。

私は彼の傲慢さを見て、それが確固たる裏付けがある姿勢なら結構だと思うが、果たして岸田内閣で結果が出ているのかだと思う。私は「隠すより現れる」との諺を信じているので、木原氏の本性は変わりようがないのではと、他人事ながら懸念している。何を懸念するのかと言えば「岸田総理は側近に人を得ているのか」であり、「聞く力」も結構だが、「人を見る力」にも心を配って頂く必要がありはしないかと言うこと。