新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

スポーツあれやこれや

2019-03-14 16:39:10 | コラム
春が来るようで:

プロ野球:

一昨日だったか偶然に合わせたチャンネルでソフトバンク対読売のオープン戦を中継していた。何となく長い間野球を見ていなかったような気がした。読売はドラフト1位指名の八戸学院大学出身の高橋優貴という投手に投げさせていた。確か外れ1位の投手だったと記憶するが、体も小さく未だ未だプロでローテーションに入れるようなタマではないとしか思えなかった。この頃のオープン戦ではお試し期間中だから出られると思わせる選手が多く、余り見るべきものがない試合だった。

この試合での出来事だったかどうか確認していないが、興味深い現象があった。それはソフトバンクがモイネロという確かキューバから来た投手を出した時にコーチがマウンドに走っていって投手交代ではなく「帽子交代」させたことだった。何故かと言えば、ソフトバンクには昨年まで話題の華為がスポンサーについていたようで、帽子にあのロゴマークがついていた。だが、今シーズンはそのロゴマークを外していたのに、モイネロは気が付かずに昨シーズンの帽子をかぶっていたのだった。確かに不味いことだっただろう。

他に気になっていることは、マスコミの甲子園を湧かせた高卒の新人を持ち上げ過ぎる点である。既に指摘したことだが、オープン戦での新人だろうと既製の戦力だろうと、その出来不出来を褒め称えても論っても余り意味がないのだ。それは前評判が高い打者には「聞いてみる」という意味で「どの球種で、どのサイドだったら打てるのか」と試してみる期間なので、フリーバッテイングで柵越えを何本打ったかということと同じくらいに意味がないのだ。

そういう意味では大阪桐蔭から中日に入った根尾、同じくロッテに行った藤原、金足農高から日本ハム入りした吉田などを如何にもシーズンともなれば一軍で大活躍するだろうというような報道は無意味だと思って見ている。一昨年鳴り物入りでプロに入った連中で一軍に何人残っているかを考えれば解ることだ。私は吉田君はあの制球力では未だ一軍で使うのは無理だと思っているし、根尾君にしても京田を抜いてポジションを取れる域には達していないとみている。

大坂なおみ:
私は4大タイトルのうちの二つを連取してランキングで世界第1位になったとは言え、大坂なおみは未だ安定した実力がついていないと思わせてくれていると思って見ている。極論を言えば、あの2連覇は「出会い頭の出来事では」と疑っているという意味だ。確かにサーブのスピードやラインギリギリに打ち込む鋭さは並の選手ではないと私にも解る素晴らしさがある。だが、未だ不安定だし、精神的な脆さも見えるし、経験不足は否めないと思うのだ。そういう意味では「将来性に期待したい」逸材であろうと思う。

バスケットボール:
未だ未だBリーグの熱心なファンにはなっていないが、偶にチャンネルが合えば興味深く見ている。その都度思うことは「川淵三郎氏は偉いな」という点だ。毎試合の集客力と熱心なファンが地元テイームを懸命に応援している様は「大したものだ」と感心している。それに日本人の選手たちは身長が高い者が増えたことにもよるのだろうが、NBAに行っても通用するかもと思わせてくれる上手いプレーヤーが増えてきたことは褒め称えても良いと思う。W杯出場権を取ったことも賞賛に値する。

女子レスリング:
週刊誌の報道によれば(野党のような言い方をお許しを)、協会は未だに伊調馨に意地悪をしているようである。これが事実ならば「何と言うことをするのか」と一喝したくもなるし、川淵氏に協会長就任を依頼したらどうかなどと言ってみたくなる。だが、この件の報道では常に「協会が悪で伊調馨は善」というのが気になる。協会側があのような態度を取る裏には、伊調馨側に何らかの問題があったからではないかと思わせてくれる。この件は何れに非があるかどうかな別にして、可及的速やかに善処させるべきではないのか。