新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

近頃世の中には

2019-03-12 15:23:33 | コラム
近頃一寸気になること:

カルロス・ゴーン氏の裁判:

無罪を常に勝ち取るという強力な弘中惇一郞弁護士が新たに選任され態勢が強化されたと報じられている。だが、保釈の際の仮装は高野という弁護士の発案だったそうだ。私はその辺の小細工はどうでも良いと思っている。だが、気になることは報道によれば、正式な裁判が始まるのは来年かも知れないというではないか。それはそれとして、保釈の際にはフランス大使館差し回しの車が来ていた。私にはあれでは「フランスという国家ぐるみの事案になっているのか」と思わずにはいられなかった。

我が国では専らマスコミにとっては動もすると芸能ネタの延長であるが如き扱いだが、ルノーを抱えるフランスでは言わば「国家マター」であるかとすら思わせてくれる。即ち、フランスとして国家の威信がかかっている裁判であると看做しているのかと思わずにはいられないのだ。しかも、ゴーン氏自身は終始無罪を主張し、日産側の陰謀であるかの如き事まで言い出しているのだ。

そこまでの大がかりな案件になってしまったいるということは、特捜部としても鉄壁の態勢を採って何としても有罪を勝ち取らねばならない事態ではないのかと、密かに気にかけているのだ。私には法律のことは解らないし、弘中弁護士がどれほどの実績を誇る辣腕弁護士かなどは知る由もないが、我が国の法治国家としての威信や国家としての体面が保てる方向に持って行って頂きたいものだと思わずにはいられないのだ。それはゴーン氏の日産立て直しの功績であるとかそういう問題を離れて、国対国の案件であるが如き方向にフランスが持って行ったことが気になるのだ。

真子様と小室圭さん:
この問題は私如きが口を差し挟む必要などない案件だと思う。だが、その成り行きは気になるのだ。外野から見れば「事は小室氏の母親対元婚約者の金銭貸借問題」と「小室氏の一方的なフォーダム大学のロースクール入学」という二つの問題が恰も一つの案件のようにマスコミが採り上げている感があり、単純であったはずの問題が複雑になってしまったように見える点が気懸かりだ。

先ほどフジテレビのバイキングだったかに出ていた石田衣良という小説家は「一度婚約した女性に婚約を破棄した後で金を返せと言っているのは如何なものか」という意見を述べていたが、そのように見る人がいるのだと些か感心していた。方や「解決済み」と言い、方や「上げたつもりはない」と言い合っていたのでは水掛け論であり、小室家側が未解決で放置していることを秋篠宮様が不快に思われている状態で膠着しているようだ。小室氏の母親の方はご子息が無事に真子様と結ばれたいのならば、如何なる手段を講じても解決すべき案件のように見えるが、弁護士まで立てても譲る気がないようでは如何ともしがたいと思えて気になるのだ。

小室圭さんもニューヨーク州の弁護士の資格を獲得してもアメリカでしか生計が立たないと聞くから、それ以外にも我が国の弁護士資格まで取得せねばならないのであれば、これから先何年かはただ只管勉強に励むことしかしていられないはずで、結婚どころではあるまいし、その間の学費や生活費を如何にして賄う気なのかと、他人事ながら気になって仕方がないのだ。

トランプ大統領のメキシコ国境の壁:
トランプ大統領は下院を抑えている民主党とは飽くまで事を構えてでも、この公約を実現する固い決意でおられるようだ。私がその意志自体を云々する気などはない。だが、どうやら「幽霊の正体見たり枯れ尾花」のようだったかも知れないロシアゲート問題等々の不利な材料を抱えておられる大統領は、もうそう遠い先のことではなくなった次の大統領選挙のことを考えれば、この壁問題は何としても片をつけて鉄壁の労働者階層以下の支持層を揺るぎなき状態に持って行かねばなるまい。

そこに立ち塞がるのは歴戦の勇であり資金力も豊富と言われているナンシー・ペローシ下院議長率いる民主党なのだ。多くのアメリカ問題の専門家たちが指摘しているように民主党で次期大統領選挙に出ると名乗りを上げている者たちの多くは無名であり、しかもリベラルというかアメリカ式に見れば左派ばかりなのだ。これでは、既にその支持層が50%に迫っていると言われているト現職のランプ大統領に対して勝ち目は薄いのではないか。何れにせよ、アメリカの大統領選挙の成り行きは気になるのだ。

丸佳浩を失念していた:

これは自分で丸君を採り上げ損なったことが気になっているということ。先日、稲葉監督の言わば日本代表二軍のとでも形容したいような顔ぶれを批判したと時に、「本来の日本代表はかくあるべし」を論じた。だが、そこに誰かを漏らしていた気はしたが「良いじゃないか」とばかりに先を急いでしまった。後になって気が付いたのだが、広島の鈴木誠也を挙げた時に「確か広島にはもう一人有力な外野手がいたはず」と閃いたのだが、思い出せずに終わった。要するに、巨人に移った時点で私の記憶から削除されたのだ。

それが丸だったのだ。正直に読売巨人軍嫌いの視点から言わせて貰えば「丸佳浩は何を血迷って巨人の甘言に乗って移籍先に巨人を選んだのか」と立腹したと同時に悪い言い方をすれば「過去にクルーズ、片岡、杉内、森福、ゲレーロ等々の多くの飼い殺し、乃至は二軍暮らしの強要(?)等のように、他球団に移って巨人に害を及ぼさないように高額の年俸で取ってしまう」という悪い例が幾らあったかなのだ。原監督は報道だけでも丸に対して上手いことを言っていた。

読売巨人軍嫌いとしては丸君に読売に移って広島の頃のような実績を残して欲しくはないのだが、それ以前に他球団から金に糸目をつけないで獲得してきた優秀な者たちが眠っているのだ。ゲレーロだって中日ではホームラン王だったが、移籍してきては補欠扱いだ。原監督が如何にして丸君を使っていく気か知らぬが、片岡やゲレーロや森福のような扱いにして、全日本代表の有力な外野手を飼い殺しにしないかと一寸気になっている。