新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

この世には色々とあるものだ

2018-06-17 15:34:04 | コラム
この世には色々とある:

お台場の交通渋滞:

悪いのは小池都知事だ。15日(金)には約半年ぶりに東京ビッグサイトで開催された某商社のファミリーフェアに出掛けた。雨中を都バス→大江戸線→都バスと乗り継いでいった。交通渋滞は豊洲を過ぎた辺りからこれまでに経験したことがないほど激しくなり、新宿区百人町から精々2時間と予想していた所要時間を30分も超過した。私の勝手な推定では小池都知事が築地市場跡をオリンピックようの道路に譲らなかった為に、お台場に入れる道が金曜日とあって一層混雑したのだとなる。

兎に角、我が都バスの行く手を阻んでいたのは皆40フィートのコンテイナーばかりだった。如何に雨天でも今からこの渋滞振りでは、本当にオリンピックとなったらどうなるかと思うと面白くなく、心の中で「小池奴」と叫んでいた。月島から乗ったビッグサイト行きのバスは途中からは誰も乗れないほどの混み方で、ほとんどの乗客は終点まで乗っていた。ファミリーフェアの人気のほどが解ろうというもの。

久しぶりのフェアーは西館の1階の全体を使っていたほど出店が多かったが、来場者もまた記録的な感じで、本当に場内の移動もままなならぬほどだった。このフェアーの特徴は場内をトローリーケースを引っ張って歩くことを禁じていること。各所に設けられた綱を張り巡らした保管専用の場所に縛り付けておくようにしている。その場所を見れば数百いや数千のケースが縛り付けられている様は壮観であった。それほど沢山買い込もうと当て込んでおられるお客様が多いのだろう。要するに、現在の消費動向は「安ければ売れれるということ」を明らかに表しているようだった。

拉致被害者の奪還:
歯がゆいと思う。私にはこの成り行きはどうしても理解できない。被害者が頻繁に米国を訪問されて訴えておられる悲壮感は十分にというかそれ以上に痛感できるし、一刻も早く全員を奪還させて欲しいと思っている。だが、安倍総理は何故トランプ大統領にあれほど金正恩委員長との会談でその切なる意向を伝えて欲しいと願われるのだろうか。何故、総理自身がDPRKに強引にでも赴かれて直接に交渉されないのだろうか。そうされない背景には色々と公表出来ぬ理由もあるのだろうか、一般国民としては非常に歯がゆい思いを禁じ得ない。

DPRKの新聞は又ぞろ解決済みなどと言い、西村官房副長官は8~9月は会談不可などと悠長としか聞こえないことを言うのは何故だろう。トランプ大統領は非核化の膨大なコストを韓国と我が国が負担するなどとシレッとして言われた。事前に何の相談もなかったようだが、もしも本気でそうさせるならば受けて立てば良いとすら思う。その代わりに、拉致被害者を直ちに解放せよとでも条件が付けられはしないかとも考えてしまう。私にはこの件に関しては安倍総理の動きは生ぬるいとしか思えない。

W杯のサッカー:
ぐっと話題を変えてサッカーだ。当方の体調の不備もあってロシアとの時差は誠に不都合であり、一試合も中継を見ていないし、見る気も出てこない。それに既に述べた通りで、我が代表が多くの評論家(なのだろうが、言うことは当たり障りのないおべんちゃらばかりだ)やマスコミの論調では「初戦が大事」となっている。だが、今の代表のあの顔触れでは多くを期待できない。報道では西野監督は本田外しを決意されたとあったが、その前に私のご贔屓の香川の起用を考えて欲しいものだ。

19日に起きていられる体調に戻っていれば良いがと思う程度の期待感なのは、サッカー経験者としては不届きかも知れない。正直に言えば、張本勲ではないが「外国の選手がどれほど活躍しうしようと関心がない」のが本音である。何とかロナウドが3点獲ろうと、滅私奉公(一寸古いかな?)ではなかったメッシがPKを外そうと知ったことではないのだ。

プロ野球の交流戦:
これもほとんど見ていない。面白くないとかそういう理由からではない。一にかかって体調である。落ち着いてみようという気分にならないだけだ。でも、セントラルリーグの中では順調に負けてばかりいたヤクルトスワローズが昨日までの成績では最上位にいるのが興味深い。山田哲人が一時は3割台にまで打率を伸ばしたが、矢張り2割8部だかに落としてしまった。彼がチャンと復調し、川端が安打製造機である調子を戻せばある程度は行くのだろうが、如何にせん投手が少ない。

今年も矢張りセントラルリーグ勢が弱いことを立証しつつあるが、阪神タイガースと中日ドラゴンズは酷すぎる。特に阪神は福留だの糸井だのという中心選手の老化が目立つし、その他の者どもが小粒ばかりだ。若手の投手には秋山のような「素材としては」と評価できる者がいるのはそれなりに結構だが、一向に成果が挙がらないのはコーチが拙いのか、監督の手腕の問題かと思わせてくれる。

パシフィックリーグの方では監督の梨田が引責辞任した以外はそれ相応の成績を挙げている。と言うことは、セントラルリーグの方では高橋由伸を筆頭に監督の手腕の問題があるとしか思えない。読売の酷さは本日も内海を先発に使っている辺りを見ると、高橋由伸もGMとやらに就任した元投手も世代交代という当然やるべきことをやれないという致命的な問題点があるかと思う。サッカーのW杯代表の現状と比較してみれば良い。