新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

福井地裁は誰の味方か

2014-05-22 08:48:05 | コラム
福井地裁は大飯原発再稼働を認めず:

私は法律だけから物事を見て考えて判断される裁判官が下された判決は、それなりにそれなりだと思っている。だが、産経は判決に対して”原発の停止で多額の貿易赤字が発生しても「国富の流失や喪失というべきではない」や「国富」を「豊かな国土に国民が根を下ろして生活していること」と定義したり、それを取り戻せなくなることが「国富の喪失だという現実を軽視した”思想”もにじませた”との見解を述べている。私は尤もだと思う。

私は我々がいなくなった時代になって原発がゼロになることまで否定する勇気はないが、原発に確実に取って代わる可能な熱源が見当たらない現時点で、全原発を止めてしまうのは最悪の愚策だと思っている。その理由はクドクド述べる必要はないだろうが、総合商社がボーナス支給の規定を変えざるを得なくなったほど利益が挙がっていると言うだけで十分だろう。その悪政の見返りというか代償が、止まるところを知らぬ電気代の値上がりで家計を苦しめ産業界を疲弊させてどうなるのか。

何度も言ってきたことだが、産業立国というか、世界最大級の製造業国である我が国の根本を揺るがせるような悪政を、その限りない無知から強いてしまった菅直人の出鱈目の後始末が十分でない現在に、未だまだ我が国の近い将来がどうなっていくかを解ることが出来ない連中が善意?で起こした訴訟を勝たせてしまった裁判官は果たして満足されているのだろうかと疑いたくなる。満足しているのだったら左翼代表だぜ。

私は冗談半分で原発停止か反対を唱える方々は菅直人以下民主党の閣僚だった者も含め、我々よりも高い電気代を負担して頂いたらどうかと思っている。理由は簡単で「彼等の主張はそれを望んでいるに他ならないから」だ。私は自分の責任でも何でもないことのために電気代が上がっていくことは受け入れがたいのだ。

Askaに甘いマスコミ報道

2014-05-22 07:18:22 | コラム
飛鳥涼の覚醒剤使用は最悪の例だと報じよ:

連日連夜、マスコミが飛鳥涼(Aska)の犯した麻薬使用の件を報道し続けている。だが、どの局も新聞もというか週刊誌も「あれほどの有名歌手が覚醒剤を使用したことは誠に怪しからん。反省せよ。彼は厳しく断罪されるべきであり、ユニバーサルレコードがCD等を店頭から引き上げたのは当然だ。恥じ入るべき悪行だ」という類いの報道は一切しない。する時は誰か著名な歌手の口借りるだけで、自社の意見か見解は出さないのが彼等の常套手段だ。

中には「これに懲りて恐らくそういうことになるだろう拘置所生活中に薬を絶ちきってから出所し、薬を絶ちきった姿を見せて再び我々に歌を聞かせて欲しい」と言わんばかりのコメントまであった。要するに彼に甘いのだ。彼等マスコミは歌手のように一旦身内であった連中にはトコトン優しいのである。また、街頭のインタヴユーでも彼のファンの如き者にしか尋ねないために、同情的なことばかりが流される。何のことはあれでは早めの復帰の舞台作りではないか。

当方があの手の歌手に全く興味も関心もなかったことは既に述べた。正直なところ今回の一件で初めてその顔を見たという具合だ。長い導入部だったが、主張したいことはファンに阿って彼に同情しているとも誤解(いや正解かな)されそうな報道を可及的速やかに自粛して「覚醒剤等の薬物に手を出せばかかる悲惨な事態になる。彼こそが典型的な悪い例であるから、若きも老いも今後一層注意するように」というキャンペーンでも打ったらどうか。