ポンポンダリアの独り言

毎日、何気なく生活する中で感じた事を気の向くまま、思うがままに投稿して見ようと思いました。

ラベンダー

2010年06月23日 | Weblog

私に家から車で約40分、隣町の菖蒲町でこの時期ラベンダーが咲くのです。
今日ここに訪れたのは6月に入って2度目です。6月12日に訪れた時はまだ堅いつぼみでした。梅雨の晴れ間を縫って出かけてみたのです。しかし、まだ・・・6分咲きぐらいでした。

カンカン照りではありませんでしたが蒸し暑い日です。人通りもまだないのでゆったりとした気分でこの6分咲きも又良しと思い写真を撮り始めました。ラベンダーと蝶々を狙って三脚を立て長期戦に備えました。しかし蝶々の姿も見当たりません・・・。
しかしそこにミツバチがブ~ンと飛んできてくれました。さぁ、シャッターチャンスと思っているところに、「やぁ今日は~」「まだラベンダーは良くさいてないねぇ!」「あっちはどうかなぁー?」と中年の男性からの思わぬ質問がありました。

「そうですねぇ!あっちとは菖蒲町役場の前のことですか?」
♂「そうだよ。」 ♀「ここが咲いてないのであっちの方もまだなんじゃないですか?」
「私も今、来たばっかりであっちは行ってませんのでわかりませんよ。」
とのやり取りから始まって、その男性は「仕事をリタイヤして再就職に成田飛行場に勤務し、今日は公休なのでここを見に来たんだよ」
「まぁ!遠方から良く来ましたね。ご苦労様。」
「こんなので驚いちゃだめだよ。」みてみて・・・とポケットから携帯を取り出し私の前に差し出し画像を見せてくれました。

「富良野のラベンダー、三春の桜、何処とか?の向日葵・・・とたてづづけに画像を見せてくれました。フェリーを乗り継いで北海道に行って何日も滞在して写真を撮っているとか
F1レーサーの車を取ってその写真にカバーをしてサインをもらって飾ってあるとか・・・
矢継ぎ早の説明がありました。

「そんなにあちこちと旅をして写真を撮り、その美しい写真をホームページに書き込んでるんですか?」
「いや、俺はパソコンは苦手でやらないんだよ」
「もったいないねぇ!自己満足だけなのですか?
「そうなんだょ」  と延々とおしゃべりが続きいい加減に私は相手をするのがなんだか
めんどくさくなり、どうすればこの場所から立ち去ってくれるのかしら?と話を聞きながら考え始めました。
折角、自慢したいのだから・・・と思うと邪険にも出来ず、話の流れに沿って適当に相槌をうっていました。そうこうしている内に、思い切りしゃべって気が済んだのか「こうしちゃいられない次の場所、紅花を見に桶川に行かなくっちゃ!」
と言って去ってゆきました。

一寸聞いた所によると妻帯者ではなく独身貴族で思いつきで、気ままに出かける人の様でした。今日は誰かに話したかったのだと思うと聞いてあげてよかったのかな?とも思いました。
あ~疲れた!20分間ほどのお付き合いでした。
蝶々も飛んでこないし・・・今日はこれにて The End