■平成22年3月18日■
NHKテレビ「日めくり万葉集」で取り上げられた 万葉歌を 「大阪弁」で訳します
――――――――――――――――――――――――――――――――
★姫島で 死んだ乙女児 可哀相や 久米の若殿 その手触れたに
みつみつし 久米の若子が い触れけむ 磯の草根の 枯れまく惜しも
《威勢ええ 久米の若殿 触れた云う 磯辺の草の 枯れるん惜しい》
―河辺宮人―(巻三・四三五)
★大津皇子 胸に無念の 思い秘め 鴨に別れの 水面が揺れる
百伝ふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ
《磐余池 鳴く鴨見るん 今日だけや 定めや思て この世を去るか》
―大津皇子―(巻三・四一六)
★仰ぎ見る 二上山に 陽が沈む 独りぽっちの 大伯や哀れ
うつそみの 人なる我れや 明日よりは 二上山を 弟と我が見む
《明日から 二上山を 弟と 思うて暮らそ この世でひとり》
―大伯皇女―(巻二・一六五)
NHKテレビ「日めくり万葉集」で取り上げられた 万葉歌を 「大阪弁」で訳します
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★姫島で 死んだ乙女児 可哀相や 久米の若殿 その手触れたに
みつみつし 久米の若子が い触れけむ 磯の草根の 枯れまく惜しも
《威勢ええ 久米の若殿 触れた云う 磯辺の草の 枯れるん惜しい》
―河辺宮人―(巻三・四三五)
★大津皇子 胸に無念の 思い秘め 鴨に別れの 水面が揺れる
百伝ふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ
《磐余池 鳴く鴨見るん 今日だけや 定めや思て この世を去るか》
―大津皇子―(巻三・四一六)
★仰ぎ見る 二上山に 陽が沈む 独りぽっちの 大伯や哀れ
うつそみの 人なる我れや 明日よりは 二上山を 弟と我が見む
《明日から 二上山を 弟と 思うて暮らそ この世でひとり》
―大伯皇女―(巻二・一六五)
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