ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

日めくり万葉集<12月>(その10)

2010年07月01日 | 日めくり万葉集
■平成22年7月1日■
NHKテレビ「日めくり万葉集」で取り上げられた 万葉歌を 「大阪弁」で訳します
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★防人は 筑紫の空で 家思う はるか彼方の あのあばら家を

いはろには あしけども 住み良けを 筑紫に至りて こふしけはも
あしき すすけ家でも 住み良いで 筑紫着いたら 恋し思うで》
                         ―物部真根もののべのまね―(巻二十・四四一九)

★連れて来た 妻を亡くした 旅人はん 筑紫の空で 空しさ嘆く

世間よのなかは むなしきもの 知る時し いよよますます 悲しかりけり
《人の世は からっぽなんやと 知ったんや おもうてたより ずうっと悲しい》
                         ―大伴旅人―(巻五・七九三) 



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