ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

日めくり万葉集<12月>(その8)

2010年06月17日 | 日めくり万葉集
■平成22年6月17日■
NHKテレビ「日めくり万葉集」で取り上げられた 万葉歌を 「大阪弁」で訳します
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★因幡国 新年祝う 年賀宴 家待詠う 止めの歌
あらたしき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事よごと
新年しんねんと 立春はつはる重なり 雪までも こんなえこと ますます積もれ》
                         ―大伴家持―(巻二十・四五一六) 

★別れです 旅人旦那に 長い日々 仕えしてきた 明軍詠う
かくのみに  ありけるものを 萩の花 咲きてありやと 問ひし君はも
《萩の花  咲いてるやろかと 聞いてたに これが定めと 言うもんやろか》
                         ―余明軍―(巻三・四五五) 

★月に住む 水汲み人が 汲む水の 雫落ち来い 口開け待とう
天橋あまはしも 長くもがも 高山も 高くもがも 月読つくよみの 持てるみづ
 い取り来て 君に奉りて 得てしかも

《天昇る橋  高うあれ 背ぇ高い山 もっと高こ 月の神さん 持ってはる 若返り水
 取りに行き あんたあげたい 若返り水》 
                         ―作者未詳―(巻十三・三二四五) 


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