ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

日めくり万葉集<12月>(その9)

2010年06月24日 | 日めくり万葉集
■平成22年6月24日■
NHKテレビ「日めくり万葉集」で取り上げられた 万葉歌を 「大阪弁」で訳します
――――――――――――――――――――――――――――――――

★他の人 大赦許され 帰ったに うち、、のあの人 居らへんやんか

帰りける 人来れりと 言ひしかば ほとほと死にき 君かと思ひて
ゆるされて 帰る人来る 聞いた時 心臓しんぞ止まった あんたやおもて》
                         ―狭野弟上娘子さののおとかみのおとめ―<巻十五・三七七二>

姉妹あねいもと みたい住んでた 仲やのに 離れた暮らし ごなって仕舞

沫雪の 消ぬべきものを 今までに 流らへぬるは 妹に逢はむとぞ
《雪みたい 消えになって 生きてるは あんたに会おと 思うよってや》
                         ―大伴田村大嬢おおとものたむらのおおいらつめ―<巻八・一六六二>

★せめてもと 逢うたら治る 恋やない 逢たら逢うたで また恋しなる

人のる 味寝うまいずて はしきやし 君が目すらを りし嘆かむ
《皆してる 共寝もせんで 可愛い児に せめて一目と 切ない恋や》
                         ―柿本人麻呂歌集―<巻十一・二三六九> 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿