ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

赤人編(13)わしもとうとう ここ迄来たぞ

2011年04月04日 | 赤人編
■平成23年4月4日■
万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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★人麻呂の 吉野賛歌の 彷彿と 湧き出る如し 赤人の声

やすみしし わご大君おほきみの し給ふ  吉野の宮は 山高み 雲そたな引く 
川速み 瀬のそ清き かむさびて 見れば貴く よろしなへ 見ればさやけし
 
天皇おおきみの お治めなさる 吉野宮 山が高こうて 雲なび
 流れ速うて 音清い 神々こうごうしいて とうとうて 清らかなんは 当然や》
この山の きばのみこそ この川の 絶えばのみこそ 
ももしきの 大宮所おほみやどころ む時もあらめ

《山の姿が  消えるなら 川の流れが 絶えるなら
 その時こそは 大宮の うなる時や それは無いけど》
                         ―山部赤人―〔巻六・一〇〇五〕 

神代より 吉野の宮に ありがよひ たからせるは 山川をよみ
《昔から 吉野の宮に かようんは 山と川とが 素晴らしからや》
                         ―山部赤人―〔巻六・一〇〇六〕 




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