ユニーク古典現代訳(大阪弁万葉集改題)

日本の古典を訳します。そのままストンと腑に落ちる訳。なんだ、こうだったのかと分かる訳。これなら分かる納得訳。どうぞどうぞ

赤人編(16)やがて枯れるか わが歌の旅

2011年04月14日 | 赤人編
■平成23年4月14日■
万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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★枯れ枝に 止まる鶯 何を待つ 冬越す春を 何処で待つやら

百済野くだらのの 萩の古枝ふるえに 春待つと 居りしうぐひす 鳴きにけむかも
《百済野の 萩の古枝 止まってた 春待ちどりは もう鳴いたかな》
                         ―山部赤人―〔巻八・一四三一〕 

あしひきの  山谷越えて 野づかさに 今は鳴くらむ うぐひすの声
《山や谷  越えて野の岡 来て今は 鳴いてるやろな 鶯の声》
                         ―山部赤人―〔巻十七・三九一五〕 

恋しけば 形見にせむと わが屋戸やどに 植ゑし藤波 いま咲きにけり
郭公かっこうを 偲ぶよすがに 植えといた うちの藤花 今咲いたがな》
                         ―山部赤人―〔巻八・一四七一〕



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