■平成23年4月11日■
万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
――――――――――――――――――――――――――――――――
★惹かれ来た 真間の手児奈の 伝説に 今こそ逢えた 歌人冥利
葛飾の 真間の手児奈を まことかもわれに寄すとふ 真間の手児奈を
《ほんまかな 真間の手児名が わしのこと 思てる言うが うそ違うやろか》
―下総国歌―〔巻十四・三三八四〕
葛飾の 真間の手児奈が ありしばか 真間の磯辺に 波もとどろに
《葛飾の 真間の手児名が 生きてたら 波騒ぐよに 男騒ぐやろ》
―下総国歌―〔巻十四・三三八五〕
鳰鳥の 葛飾早稲を 饗すとも その愛しきを 外に立てめやも
《新嘗の 男子禁制の 最中やが 外であんたを 待たすのでけん》
―下総国歌―〔巻十四・三三八六〕
足の音せず 行かむ駒もが 葛飾の 真間の継橋 やまず通はむ
《足音の 発てん馬欲し 知られんと 真間の継橋 ずっと来れるに》
―下総国歌―〔巻十四・三三八七〕
古に 在りけむ人の 倭文幡の 帯解きかへて 伏屋立て
妻問ひしけむ 葛飾の 真間の手児名が 奥つ城を
《その昔 ここに住んでた 男ども 一緒に住もと 小屋立てて
次から次と 結婚を 申し出た言う 葛飾の 真間の手児名の 墓処》
こことは聞けど 真木の葉や 茂りたるらむ 松の根や 遠く久しき
言のみも 名のみもわれは 忘らえなくに
《ここと聞いたが 何処やろか 真木の葉茂り 松の根も 古びてしもて 分かれへん
分からんけども 真間の地の 伝え話や この名前 心掛かって 忘れられん》
―山部赤人―〔巻三・四三一〕
われも見つ 人にも告げむ 葛飾の 真間の手児名が 奥つ城処
《わし見たで 皆に教たろ 葛飾の 真間の手児名の 墓ある辺り》
―山部赤人―〔巻三・四三二〕
葛飾の 真間の入江に うちなびく 玉藻刈りけむ 手児名し思ほゆ
《葛飾の 真間の入江で 藻ぉ刈った 手児名のことが 偲ばれるがな》
―山部赤人―〔巻三・四三三〕
【真間の手児奈が】へ
万葉集に詠われた歌を 作者別に採り上げ 人となりを「大阪弁」で訳します
いわく 「大阪弁万葉集」
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★惹かれ来た 真間の手児奈の 伝説に 今こそ逢えた 歌人冥利
葛飾の 真間の手児奈を まことかもわれに寄すとふ 真間の手児奈を
《ほんまかな 真間の手児名が わしのこと 思てる言うが うそ違うやろか》
―下総国歌―〔巻十四・三三八四〕
葛飾の 真間の手児奈が ありしばか 真間の磯辺に 波もとどろに
《葛飾の 真間の手児名が 生きてたら 波騒ぐよに 男騒ぐやろ》
―下総国歌―〔巻十四・三三八五〕
鳰鳥の 葛飾早稲を 饗すとも その愛しきを 外に立てめやも
《新嘗の 男子禁制の 最中やが 外であんたを 待たすのでけん》
―下総国歌―〔巻十四・三三八六〕
足の音せず 行かむ駒もが 葛飾の 真間の継橋 やまず通はむ
《足音の 発てん馬欲し 知られんと 真間の継橋 ずっと来れるに》
―下総国歌―〔巻十四・三三八七〕
古に 在りけむ人の 倭文幡の 帯解きかへて 伏屋立て
妻問ひしけむ 葛飾の 真間の手児名が 奥つ城を
《その昔 ここに住んでた 男ども 一緒に住もと 小屋立てて
次から次と 結婚を 申し出た言う 葛飾の 真間の手児名の 墓処》
こことは聞けど 真木の葉や 茂りたるらむ 松の根や 遠く久しき
言のみも 名のみもわれは 忘らえなくに
《ここと聞いたが 何処やろか 真木の葉茂り 松の根も 古びてしもて 分かれへん
分からんけども 真間の地の 伝え話や この名前 心掛かって 忘れられん》
―山部赤人―〔巻三・四三一〕
われも見つ 人にも告げむ 葛飾の 真間の手児名が 奥つ城処
《わし見たで 皆に教たろ 葛飾の 真間の手児名の 墓ある辺り》
―山部赤人―〔巻三・四三二〕
葛飾の 真間の入江に うちなびく 玉藻刈りけむ 手児名し思ほゆ
《葛飾の 真間の入江で 藻ぉ刈った 手児名のことが 偲ばれるがな》
―山部赤人―〔巻三・四三三〕
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