本の迷宮

漫画感想ブログです。「漫画ゆめばなし」(YAHOO!ブログ)の中の本の感想部分だけを一部ピックアップしています。

萩尾望都 (スフィンクス)

2010-07-12 16:52:59 | 漫画家(は行)
以前からこの作者は人間の内面を深く深く考察するタイプだったけど、最近ますますそういう傾向が強くなってきたような気がします。

どうしてそういう風に感じるのかな~?
原因の一つは<目>にあるのかなって思うのです。

少女漫画は<目>が命!なんてこと、よく言われるけど、確かに<目>は非常に大事な要素ですよね。
目に力があるかないかで、作品の魅力も変わってきます。

最近の萩尾望都の描く<目>って独特の力というか、ある意味異様なまでの迫力があるように思えるんですよね。

・・・で、目には関係ないけれど、「世界の終わりにたった1人で」という作品の中で

『世界の最後の日に浜辺にひとりでいると
自分を呼ぶ声がする
振り向くと
あなたの一番会いたい人がそこに・・・
・・・それは誰でしょう?』

という質問があるのです。
最後に一番会いたい人に会えるなら・・・それは誰?
っていうことなんだけど、
死ぬときに誰に会いたいかと言われても・・・結局は死ぬってことだから
家族や親しい友人に会っても哀しいだけだから・・・
いや、世界の最後の日ってことは自分だけでなく皆死ぬってことだよね、
ひとりで死ぬか、好きな人と死ぬか、大勢と死ぬか・・・
ちょっと待てよ・・・自分が好きな人と死にたいと思っても、その人が別の人と死にたいと思ってたらどうするんだ?
それより・・・世界の最後の日って、一体何が起こったんだろう?
世界大戦勃発?小惑星が地球に衝突?原因不明の謎のウィルスとか?
それとも宇宙人が攻めて来た???

あ~、話がかなり脱線してしまったような・・・。(笑)


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