つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

スマホとPCのマイナポータル比較

2023年08月04日 | Weblog
連日、紙の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに置き換えることの是非がマスコミを賑わしています。それに対する見方は色々ですが、とにかく既にカードの利用が始まっているのは事実です。
私は過去に何度か取り上げたように、実際の病院窓口でマイナンバーカードがどのように扱われているのか、大いに関心があります。
マイナンバー/マイナンバーカード/マイナポータルの細部には何かと課題があるにしろ、既に利用が始まっている大きな社会インフラですから、我々も現在の利用法をよく知る必要があると思います。

我々はマイナポータルアプリを介してこの巨大なシステムに接するのですから、先ずマイナポータルの利用に慣れる必要があります。
私はこれまでスマホ(iPhone)のマイナポータルアプリでシステムにアクセスしてきました。
iPhoneはまだスマホにマナンバーカードの機能を持たせることはできませんが、Androidは既にそれが始まっているようですから、ますますスマホ中心になることは自然の流れだと思います。ただ、スマホは画面が小さいので高齢者にとってはパソコンより扱い難い面があることは否めません。

そこで、パソコンでマイナポータルを利用するためのアプリを探してみたところ、やはりありました。
下記にパソコン用アプリのインストール方法が示されています。
◎Google Chrome用
https://app.oss.myna.go.jp/Application/resources/dousakankyou/chrome.html

◎Microsoft Edge用
https://app.oss.myna.go.jp/Application/resources/dousakankyou/edge.html

Chrome用とEddge用がありますが、私はChrome用をインストールしました。
Chromeの拡張機能としてインストールするのですが、上記のサイトにはその方法が詳しく説明されています。

インストールが終わったらマイナポータルアプリを起動します。
次はスマホ(カードリーダーとして使います)とパソコン、それにマイナンバーカードを使ってマイナポータルにログインします。
マイナポータルのスタート画面にある「ログイン」をクリックし、指示に従ってログインまで進むのですが、その前にスマホにもスマホ用のマイナポータルアプリをインストールしておく必要があります。

私たちがマイナポータルを利用してアクセスできる情報や利用できる機能は色々ありますが、一例として、高齢者にとって関心のある健康に関する情報を示したものが下図です。

この中に「特定検診情報」がありましたので、その一部について、スマホとパソコンの画面を比較してみました。

・スマホの画面


・パソコンの画面


特定検診のデータは、2020年4月以降に受診した最大過去5回分のデータを見ることが出来るそうです。
私は今年も7月に受診しましたので、過去4回分のデータがある筈ですが、受診からデータが表示されるまで約2ヶ月かかるそうですから、現在閲覧可能な私のデータは3回分です。
なお、スマホ画面の画像には受診した医療機関の名前がありますが、勿論パソコンにもこれを表示する画面はあります。

スマホの画面には2回分のデータしか表示されていませんが、これは画面が小さいためだと思われます。但し、どの2回分を表示するかは選択できるようです。
一方、パソコンの画面には予め5回分のスペースが確保してありますから、過去5回分の数値の推移を見るためにはやはりパソコンの方が見易いと思います。
マイナポータルへのログインのし易さはスマホが勝りますが、データの見易さはパソコンの方が優れると思います。

マイナンバー、マイナンバーカードによって一般庶民の生活がどれだけ便利になったか、近い内に便利になりそうかと言えば、私も懐疑的です。
しかし、従来のアナログ・紙処理・人海戦術では社会が回って行かないことは、コロナ禍を通じて何度も思い知らされてきました。
巨大なシステムが初めから完璧に機能することはあり得ません。ここまで来たら、「全てリセット/やり直し」ではなく、地道に今のシステムをブラッシュアップして行くしかないのではないかと思います。

世間にはセキュリティに関して不安を感じる人がるようですが、私はさほど心配していません。
カードに載っている個人情報は、マイナンバー・住所・氏名・性別・生年月日・顔写真 くらいです。
マイナンバーが色々なデータに紐付けされることは事実ですが、他人がそれにアクセスするためには暗証番号が必要です。カードと暗証番号を記した紙片を一緒に持ち歩くことは絶対にNGですが、それはクレジットカードやキャッシュカードでも同じことです。
ただ、将来自分が認知症になったときはどうなるか? という不安は確かにあります。

また、何れ全ての銀行口座が当局に把握され、将来の資産課税に利用されるだろうと想像することは愉快ではありませんが、当局がその気になれば個人の銀行口座を調べることなど簡単らしいので、大した変わりはないとも言われています。

ところで、健康保険証について、先日思わず苦笑しそうなことがありました。
特定検診の結果を聞きに病院へ行ったのですが、帰りの窓口で「特定検診 済」と書かれた小さなシールを渡され、「保険証に貼っておいて下さい」と言われたのです。この病院の窓口には既にカード読み取り機が設置されているのですが、紙の保険証にシールを貼れとは・・・!
この病院独自のやり方なのか、相模原市のやり方なのかは知りませんが、本気でデジタル化に取り組んでいるとは思えません。
それとも、本人が最近受診したことを忘れるかも知れないから・・・でしょうか?
(それにしては、受信日を記入する欄が無いのは不思議です)



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