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神奈中の連節バス

2022年11月29日 | Weblog
我が家の近くにある神奈川中央交通峡の原車庫に、昨年春ごろから赤い連節バス(Twin Liner)が3台並んで停まっているのをよく目にする。


殆どいつも車庫に停まっているので、どうしてこんなに稼働率の悪い、高価そうな車両(普通のバスの2~3倍とか)を導入したのかと不思議に思っていた。
そこで暇に任せて調べてみると、神奈中は恐らく日本で最も連節バスの導入に熱心なバス会社で、早くも2005年3月に湘南台駅⇔慶応大学路線に連節バスの運行を始めていたことが分かった。同社のHPによれば、現在では6つの路線の急行ダイヤに採用されているという。

峡の原車庫の3台は昨年4月から町田市の相原駅⇔法政大学路線(登下校時に片道の急行各12便)で使用されていることも分かった。同社のHPなどによれば、乗客が集中する時間帯の輸送力増強やバス停の混雑緩和などが目的らしい。
更に、昨年1月に橋本駅近くから現在地に移転した相模原協同病院の職員の出勤時間帯(7時半前後)に合わせて、橋本駅⇒協同病院路線の急行2便(片道)にもこのバスが使用されているという。
私が散歩のときに車庫の近くを通るのは昼間の時間帯なので、バスがいつも駐車しているように見えたということであろう。
朝夕の混雑時に大きな車体のバスが広くもない道路を走ることは運転士のストレスになる上、一層交通混雑を招くのではないかという気もするが、神奈中のHPによれば、連節バスの内輪差や回転半径は普通の大型バスより若干大きい程度で、運転も普通のバスに比べて特別難しくはないとのこと。
昨年春頃、車庫の敷地内で狭い場所に駐車するのを練習しているらしい光景を見たことを思い出した。

少々古い(2018年)が、ネット上の或る記事には以下の記述があった。
 特に駅から離れた場所に大学や大規模事業所があるところでは、朝のわずか1時間程度のピーク時に大量のバス、そして運転士が必要となる。そこに輸送力のある連節バスを導入して、少しでも必要な運転士・バスの数を減らすことで、他の路線に運行本数をしっかり配分できるように工夫しているのだ。こうした話は事情が事情ゆえに、あまり表だっては言われない。しかし連節バスは、運転士不足に悩む全国のバス会社が是非導入したい「ソリューション」であろう。

私の疑問は解消したが、つまらないことに関心を持ったものだと自分に呆れた。
コメント
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