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中国の一人っ子政策廃止5つのポイント!

2015-10-31 10:33:27 | その他
中国は29日、一人っ子政策を廃止し、あらゆる夫婦が子どもを2人持てるようにすると発表しました。この措置は、急速に高齢化する社会と、縮小する労働人口による人口動態上のひっ迫に備えることを狙っています。以下は一人っ子政策について知っておくべき5つのポイントです。

1.なぜ一人っ子政策は施行されたのか

中国指導部は1980年に一人っ子政策を施行しました。爆発的に増える人口を制御し、生活水準向上の一助にするのが狙いだったのですが、この政策はおおむね目標を達成したと専門家たちは言います。しかし、それは一連の問題にもつながったのです。人口抑制目標を達成するため、当局者が女性たちに中絶や不妊手術を強い、高齢者の世話を一人っ子が負うことになるといった問題だったのです。

2.一人っ子政策は、これまで変更されたことがあるのか

中国は2年前、一人っ子政策を廃止はしなかったが、いずれかの親が一人っ子家庭だった場合、その夫妻は子どもを2人持てるように規則を緩和しました。それでも29日発表された廃止は、一人っ子政策がもたらした諸問題を当局が認めたことを象徴しています。

3.なぜ中国は今、一人っ子政策を廃止するのか

中国の労働年齢人口(15歳から64歳まで)は劇的に縮小しています。国連は、中国が2010年から30年までの間に6700万人の労働者が減ると予測しており、同時に、中国の高齢者人口は2010年の1億1000万人から30年には2億1000万人に達し、50年までには人口の4分の1を占めると予想されています。国勢調査によると、中国の総人口は世界最大で、2010年には13億4000万人に増加しました。

4.一人っ子政策廃止でどういう影響があるだろうか

はっきりしません。中国国家衛生計画生育委員会によれば、2年前の緩和により、新生児申請は145万人となりました。米ノースカロライナ大学のカイ・ヤン氏(中国人口統計学)によれば、これは専門家たちの想定を大きく下回るといいます。一人っ子政策から免除されていた人が少なくない農村部の住民でさえ、家族を増やしたがりません。2人目以上の子どもを持つことに伴うコストを考えるからです。

5.それでは手遅れということか

人口統計学者や経済学者の中には、新しい二人っ子政策は、中国の経済の方向を変更するには効果が余りに小さいだろうし、差し迫る労働人口危機を解決するには手遅れだ、とみる向きも一部にはいます。人々の結婚年齢は遅くなっているし、結婚しない人もいるからです。生計費が急上昇するにつれて、出産を遅らせたり、子どもの数を制限したり、子どもを持たないことを選択したりする人も少なくありません。出生率は現在、女性1人につき子ども約1.5人ですが、それが上昇する公算は小さいだろう、とカイ氏は言います。(ソースWSJ)

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