恐竜が約5000万年かけて体を小型化させた結果、鳥に進化したとする研究結果を、オーストラリアなどの研究チームが1日付の米科学誌サイエンスに発表しました。従来は鳥へと進化する直前に一気に小型化したと考えられていたが、長い時間をかけて飛行や樹上生活に適した姿になったとみられるといいます。
鳥に直接進化した恐竜は獣脚類と呼ばれ、ティラノサウルスなどが含まれます。チームは獣脚類の化石120種類の体形に関するデータを統計的に分析した結果、2億年前ごろの獣脚類の体重は平均163キロあったが、一部を除き進化に伴って段階的に体重が減り、約1億6000万年前に登場した鳥類の祖先は800グラム程度まで小さくなっていました。
また、骨格の変化を調べると、鳥類に進化した系統の種はそれ以外と比べて体形の変化の度合いが4倍も大きく、大きな目や脳、短い鼻、小さな歯といった鳥特有の形態を次々と獲得していったと考えられるといいます。
真鍋真・国立科学博物館グループ長は「小型化は、恐竜が樹上生活をするはるか前から起きていたようだ。恐竜が想定より小型化していたことは、単位面積あたりの生息数がより多かった可能性が出てくる」と話しています。
鳥に直接進化した恐竜は獣脚類と呼ばれ、ティラノサウルスなどが含まれます。チームは獣脚類の化石120種類の体形に関するデータを統計的に分析した結果、2億年前ごろの獣脚類の体重は平均163キロあったが、一部を除き進化に伴って段階的に体重が減り、約1億6000万年前に登場した鳥類の祖先は800グラム程度まで小さくなっていました。
また、骨格の変化を調べると、鳥類に進化した系統の種はそれ以外と比べて体形の変化の度合いが4倍も大きく、大きな目や脳、短い鼻、小さな歯といった鳥特有の形態を次々と獲得していったと考えられるといいます。
真鍋真・国立科学博物館グループ長は「小型化は、恐竜が樹上生活をするはるか前から起きていたようだ。恐竜が想定より小型化していたことは、単位面積あたりの生息数がより多かった可能性が出てくる」と話しています。
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