厳しい暑さの中で使う入眠グッズあれこれ！

室内に星空を投影するプラネタリュウムに、夏場でも熱めの風呂に使う入浴剤など、快適な寝つきを促す商品の売れ行きが良いそうです。中でも２０代~４０代の働く女性がリラックスしようと商品の使い方を工夫しているそうです。というわけで厳しい暑さが続く中、入眠グッズ市場が活況を呈しそうです。

リラックスして眠りにつけるようにする商品が女性に人気です。
① 視覚効果で入眠効果グッズ
セガトイズ「ホームスタークラシック」１万２９０円
約６万個の星が見え、約１２分で全店が１周する。タイマーで全自動停止。

② 温浴で
　バスクリン
「きき湯」シリーズ　１２回分で７００円前後。
血流を良くする炭酸ガスを多く含む。熱めの風呂で効果が高い。

③ 足の疲れに
　ピップ「くつろぎ時間のスリムウォーク、足指セラピーサラサラ涼感」
２０００円前後。膝下の長さの着圧靴下に、足の指を広げる機能を備える。
夏でも快適に着用できる素材や加工を採用。
④ 目の疲れに
　花王「蒸気でホットアイマスク」５枚入りで５００円前後。
　蒸気で目もとを温める。無香料のほか各種の香りも用意。

夏本番の８月。自室の天井に星空を映し出して眠りについている。使っているのは５月に買ったセガトイズの家庭用プラネタリュウム装置「ホームスタークラシック」。ある女性は真っ暗だと寝付けないことが多くテレビをつけたまま寝るのが習慣だったそうですが、目覚めが悪かったと言います。セガトイズは２００５年に子供の学習用に発売されたのですが、今は購入者の約７割が就寝時に使っているそうです。投影を自動停止するタイマー付タイプの販売台数は前年の３~４倍で推移しているそうです。

また、神秘的な光景を見ながらリラックスして眠るのを好む女性が増えているそうです。新江の島水族館の女性限定の宿泊イベント「クラゲヒーリングナイト」には６０人の定員に対し、２~３倍の応募があるそうです。夜２０~４０代を中心に満員の参加者が毛布を掛けて水槽で漂うクラゲを見ながら寝入ったと言います。

入眠需要は日用品の売り筋も変えていて、入用材はシャワーの利用が増える夏場に販売が落ちるのですが、熱めの風呂で血行を促進するバスクリンの「きき湯」シリーズの販売は前年比１割増しが続いているそうです。１２回分で７００円前後と高めながら「働く女性の生活に定着したと言います。毎晩使う女性は「目覚めがよければ仕事にも気合が入る。寝入り方を改善するのにお金は惜しまない」と話しています。

別の女性は入浴後から就寝までの間に「圧着靴下」を履き、緩やかに圧力をかけてむくみを取る効果があるそうです。足の指を開く構造のピップの「くつろぎ時間のスリムウォーク足指セラピーサラサラ涼感」は４月の発売から計画の１０倍以上の売れ行きだと言います。

NHK放送文化研究所によると、１０年の日本人の平日睡眠時間は７時間１４分と減少傾向にあり、全般に女性の方が短いそうです。「良い睡眠には初めに深い眠りに入ることが重要で、就寝前にリラックスすることが欠かせない」と指摘しています。いろいろな商品で自分に合ったリラックス方法を探って、熟睡できると良いですね。