マックンのメモ日記

気になったニュースや関心事などをピックアップ。
今チワワのプッチという犬を飼っています。
可愛いですよ。

グーグル「夢の無人自動車」が公道デビュー!しかしこれは元々は軍事用目的だった!

2012-05-13 22:05:37 | ネット、ビジネス、IT
ドライバーがいなくても車が勝手に動き出し、目的地まで安全かつ快適に運んでくれる、と言うようにまるで地図検索でもしているかのように、実際の自動車で同じようなことをすることができる車、「自動走行車」(グーグルが追い求めてきた夢の自動走行車)が、いよいよ公道を走れる日が来たそうです。

グーグルが開発に成功したのは、トヨタのハイブリッドカー、プリウスにビデオカメラやレーダー検知器を搭載した自動走行システムの自動車です。周囲の交通状況を把握し、地図データと照らし合わせながら車を走らせることができるというものです。さらにネバダ州は今年3月、世界で初めて、自動走行車を公道で走らせることを認める法律を施行しましたのです。そして5月7日には、グーグル車に初のナンバープレートを交付した(通常の車と区別するため、赤いナンバープレートが交付された)そうです。

グーグルはスタンフォード大学と共同で、5年前から自動走行車の開発を進めてきた。中心となったのは、スタンフォード大学教授でグーグル副社長を兼任するセバスチャン・スランです。すでに試験車両を用いて、カリフォルニア州内で22万キロを超える試験走行を行っているそうです。グーグルがなぜ自動車に手を出すのか。スラン氏が言うに、開発の目的は「交通事故を防止して人々の自由時間を増やすため」と言っています。世界中の道路を網羅したグーグルマップの技術を活用したこの新システムが普及すれば、高齢者から障害者まで誰でも安全に車を乗りこなすことができると言っています。それに付随して、トラックが無人で移動できれば、配送コストも削減できるかもしれないと考えているようです。交通渋滞が起きないよう車間距離や進路を調整したり、車のエネルギー消費を抑えて環境を守る効果も期待できそうだと言うのです。

自動走行車のもつさまざまな可能性に自動車各社も注目しています。ゼネラル・モーターズ(GM)は先月、高級車「キャデラック」に搭載する自動走行機能「クルーズ・コントロール・プラス」を開発中だと発表。各社とも、グーグルに続くネバダ州での運転許可を模索しています。もっとも当面は、無人自動車は路上の「迷惑者」かもしれないと言うのです。それはネバダ州自動車運輸局のブルース・ブレスロー局長が言うに「自動走行車は安全運転過ぎて、苛立った車のドライバーがクラクションを鳴らしまくるだろう」と言っているのです。自社の持つデータを強みに先行し、いずれ世界の自動車をコントロールしようといういかにもグーグルらしい考えです。

陸運局のブルース・ブレスロー局長は英BBC放送などに「まさに未来の車だ」と驚きを語り、3~5年後の実用化に期待を寄せた。視覚障害者の運転などに道が開けるだけでなく、SF映画でしばしば目にした光景が、いよいよ現実化すると言っています。ただAP通信によると、路上試験の許可は常に2人乗車することが条件だそうです。同州ラスベガスなどの 公道で、1人は運転席で予期せぬ危険を回避し、もう1人は搭載されたモニターを監視するのです。同州の陸運当局幹部は、3~5年後には実用化できるかもしれないと予想しているそうです。

しかしこの技術は決して急に出てきた技術でなく、かなり前から軍事目的の意味で確か陸軍が資金を出して、大学間同士で無人自動車の開発を競い合うレースがありました。そのときでもそれなりに無線操縦で車を走らせていたので、その技術の延長線上にあるのだと思います。つまりアフガンなどで無人飛行機がテロのアジトを攻撃している技術と同じ考えに繋がっていて、いずれこうした技術が無人戦車として戦争に使われることも考えられます。今まで見ても、最先端技術と言うのは軍事用から生まれて来たり、派生してきたりして民生用にその技術が広がってきていると言う事実があります。だから今回のグーグルの技術も元をただせば軍事用目的に開発が進んでいたものを、グーグルが自社のグーグルマップを利用して新たな展開を試みようとしているのでしょう。

だから単純にグーグルが無人自動車を開発したと言うのは短絡過ぎる考えで、スタンフォ-ド大教授の言葉は表向きの言葉であって、その奥には軍事用に転換できる技術であり、それに磨きをかけ、将来は無人戦車などに活用しようと言うこともあるはずです。科学技術はいかに人間のためになる使い方をするかでその価値が決まるのであって、殺人兵器として使われればいかに優れていようとも悪魔の技術になってしまうのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿