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勉強はご飯の前が効果的!ハエの実験で判明!

2013-01-25 17:44:54 | 宇宙・サイエンス・科学技術
勉強はご飯の前が効果的?ショウジョウバエを使った実験で、空腹状態になると記憶力がアップする仕組みを発見したと東京都医学総合研究所などのチームが発表しました。ハエの遺伝子の7割は人間と共通だそうで記憶を長く保つ仕組みも似ているそうです。「ええ」ハエでも人間の遺伝子の7割までが一緒ってすごくないですか?

ちょっと脱線して言えば、霊長類と言えば人間にもっとも近い生物ですよね。それでも今までは、チンパンジーの遺伝子は98.5%までヒトと同じだと言われてきました。つまり1,5%は違うという事でしたが、この数字は、A、T、C、Gの4文字で表わされるDNA塩基配列の比較に基づいて数えられたものです。しかしパールジェン社の研究では、ヒトの21番染色体を、チンパンジー、オランウータン、アカゲザル、ウーリーモンキーのDNAと比較したところ、そのすべての種が示していたのは、霊長類のゲノムが進化する過程で、DNAの塩基配列はこれまで考えられてきたよりずっと頻繁に変化しているということです。

そしての塩基配列の変化は、ゲノムの中でも遺伝子として機能している部分に多く見られ、このような部分は、ヒトの健康や疾病の性質に関する重要な手がかりとして研究の対象となっています。つまり、両者の間にあるわずかなDNAの違いを探れば、ヒトをヒトたらしめている重大な秘密が明らかになる可能性が高いわけです。ただし遺伝子がどのくらい違うかには触れていませんが。

今回はハエでその差も3割もありますが霊長類ほど近くはなくても、記憶を長く保つ仕組みは似ているという事のようです。同研究所の平野主任研究員は「人間もお腹がすいている時の方が記憶力が高い可能性がある」と話しています。研究チームは、餌をやらずに空腹状態にした約100匹のハエを使って実験したところ、ある匂いを電気ショックと同時にかがせ、1日後に嫌な記憶としてその匂いを覚えているかを調べました。

覚えていたハエの割合は9~16時間絶食させ時が最も高く、満腹状態のおよそ2倍あったそうです。ところが20時間以上絶食するとあまり覚えておらず、お腹の好き過ぎは逆に記憶を妨げることが分かったそうです。つまり、空腹時には血糖値を抑制するインシュリンの分泌が少なくなるのです。そこでインシュリン量が低下すると活発化する「CRTC」と呼ばれるたんぱく質の働きを抑えて実験したところ、空腹時でも記憶力は高まらなかったのです。この結果から、チームは脳内のCRTC活性化が記憶力向上に繋がったと結論付けたのです。

CRTCは人間の体内にも存在しており、この仕組みを利用して、認知症や物忘れの程度を軽くする薬ができるかもしれないと期待されています。こうしてみるとハエと人間には大きな違いがありますが、7割も似ているところがあるという事はハエは人間と似ているところもたくさんあるという事にもなりますね?でも見た目ではまったく似ていませんけどねー。思わぬところでハエも人間の役に立っているのですね。昔の人はよく腹八分と言いましたが、記憶力も似たようなところがあるのですね。

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