マックンのメモ日記

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検索もなくなり人の心を読めるようになれば、人の能力は反対に衰えていく!

2014-08-23 16:36:53 | ネット、ビジネス、IT
グーグルは昨年来、AIで著名なジェフリー・ヒントンが起こした企業や、人間行動パターンを学ぶ住宅設備の米ネスト・ラボを買収しました。「コンピューティングの未来はAIがどこまで進化するかにかかっている」とエリック・シュミット会長は話しています。今ではグーグルは単なる検索の会社ではなくなりつつあります。

グーグルは2004年の上場から19日で丸10年になりますが、拡大路線をひたすら走っています。昨年の売上高は上場した04年の19倍。時価総額は40兆円と世界3位まで膨らんだのです。株価も04.08.20に上場の50.1ドル以来07年の351.27ドルまで右肩上がりそれ以降08年の11月まで一時131.22ドルまで下がりましたが、その後は14.02.28に607.73ドルまで上昇。現在592.40ドルなっていて、株価はほぼ11.8倍になっています。グーグルの成長ぶりが良く分かると思います。

ネット検索からスマホ、自動運転車まで、斬新な発想と果敢なM&Aで新たな領域に臨み続けけるグーグルはもはや一口では表現できない企業になっています。AIで目指すものは、聞く前に応えてくれる「夢の検索サービスの実現」とラリー・ペイジは言っています。2年前、グーグルは米スタンフォード大学と人間の脳を模したコンピューターに無作為に選んだ1000枚の画像を3日間読み込ませたところ、自力で「猫」を認識するようになったと発表し、世界を驚かせました。自ら学んで問題を解決するAIが実現すれば、利用者の意図を組み、より適切な答えを提供できると言うのです。

「夢の検索」の片鱗はすでにあります。それは「グーグルナウ」です。スマホの位置情報やカレンダ―など様々なデータをもとに、人に会う約束があれば、混雑情報から目的地までの最適ルートや出発時刻を事前に提案。検索履歴から利用者が興味を持つ情報も逐一教えてくれるのです。

「利用者が必要なあらゆる情報を予測し、聞かれる前に提供するのが我々の目標」だとしています。いわば人の心を読むスマホです。グーグルはスマホ用基本ソフト「アンドロイド」を腕時計や家電、車と連携させる戦略も打ち出しています。AIを駆使し、人の行動の先を読む機器が溢れる時代が間近に迫っているのです。

アンドロイドを世界シェア8割の圧倒的なトップに育てたアンディ・ルービンは、昨年、特命チームを組織すると瞬く間に日米のロボット関連8社を買収したのです。今も有望技術を求めて日本を度々訪れています。賢いロボットが人類と共生する未来を描くルービンのお気に入りは「鉄腕アトム」だそうです。AIの応用範囲は検索にとどまらないのです。

未来予測学者のレイ・カーツワイルは05年、コンピューターが人間並みの知識を持つ世界「シンギュラリティ」が45年に訪れると予言したそうです。そのカーツワイルも今やグーグルのAI開発チームの一人であり、「その日」の到来は現実味を増しているのです。しかし将来コンピューターが人間並みの知性を持った時には、反対に個々の人間は考える能力が衰えていくのではないでしょうか。自分自身で考えなければ能力は衰えていくのです。そんな時代が人間にとって幸せな時代となっているのか疑問を感じます。

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