米航空宇宙局(NASA)は12日、数十億年前の火星には、水にあふれ微生物などの生命を育むのに適した環境があったと発表しました。無人探査車「キュリオシティー」が採取した岩石を分析したところ、生命活動に必要な6元素が岩石から見つかったそうです。
微生物そのものは見つかっていませんが、地球を除く天体にこうした環境があったことが裏付けられたのは初めてのことで、NASAは「さらにキュリオシティーで探査を続け、生命活動の直接の痕跡といえる有機化合物を見つけたい」と話しています。
調べたのはキュリオシティーが着陸したゲイルクレーターの内部で、2月、太古の川が流れていたとみられる場所の下流にある堆積岩にドリルで穴を開け、砂状のサンプルを採取。成分を調べると、地球上の生命のエネルギー代謝に不可欠な6元素である硫黄、窒素、水素、酸素、リン、炭素が含まれていたそうです。これは微生物が存在できる環境がかつて火星にあったことを示すものだと言います。
サンプルの20%は粘土質で、周囲は湖や湿地のような環境だったらしいと言います。土壌は中性から弱アルカリ性で微生物の生存が可能で、NASAの担当者は「当時の水は生命活動に適していて無害で、人が飲むこともできたと思う」と話しています。こうした環境があったのは少なくとも数十億年前とNASAは推定。その後、火星の表面からはほとんどの水や大気が失われて乾燥し、寒冷化したと言います。
キュリオシティーは2月に起きたコンピューターのトラブルから回復作業中です。ただ地球と火星の位置関係で交信が難しくなるため4月末まで本格的な活動を休止する予定だそうです。生命活動の証拠といえる有機化合物は放射線や熱で壊れやすく、見つけるのが難しそうですが、NASAは引き続き探査を続けるとしています。
キュリオシティーの主任科学者ジョン・グロツィンジャー氏によると、岩石が採取されたのは、かつて大量の水が存在していたとみられるイエローナイフ・ベイ地域。岩石には生命の鍵になる粘土や硫酸塩、その他の鉱物が確認されています。今回の分析では有機物は確認されていませんが、科学者らは今後17カ月にわたり続くキュリオシティーの活動で、生命の痕跡を発見できればと期待を膨らませている。
もし生命の痕跡を発見できればいったいどんな生き物が生息していたのでしょうね。昔は火星人がいたとか運河があると言われていましたが、現実にはそんなものはありませんでしたのですが、生物はどこまで進化していたのでしょう。
微生物そのものは見つかっていませんが、地球を除く天体にこうした環境があったことが裏付けられたのは初めてのことで、NASAは「さらにキュリオシティーで探査を続け、生命活動の直接の痕跡といえる有機化合物を見つけたい」と話しています。
調べたのはキュリオシティーが着陸したゲイルクレーターの内部で、2月、太古の川が流れていたとみられる場所の下流にある堆積岩にドリルで穴を開け、砂状のサンプルを採取。成分を調べると、地球上の生命のエネルギー代謝に不可欠な6元素である硫黄、窒素、水素、酸素、リン、炭素が含まれていたそうです。これは微生物が存在できる環境がかつて火星にあったことを示すものだと言います。
サンプルの20%は粘土質で、周囲は湖や湿地のような環境だったらしいと言います。土壌は中性から弱アルカリ性で微生物の生存が可能で、NASAの担当者は「当時の水は生命活動に適していて無害で、人が飲むこともできたと思う」と話しています。こうした環境があったのは少なくとも数十億年前とNASAは推定。その後、火星の表面からはほとんどの水や大気が失われて乾燥し、寒冷化したと言います。
キュリオシティーは2月に起きたコンピューターのトラブルから回復作業中です。ただ地球と火星の位置関係で交信が難しくなるため4月末まで本格的な活動を休止する予定だそうです。生命活動の証拠といえる有機化合物は放射線や熱で壊れやすく、見つけるのが難しそうですが、NASAは引き続き探査を続けるとしています。
キュリオシティーの主任科学者ジョン・グロツィンジャー氏によると、岩石が採取されたのは、かつて大量の水が存在していたとみられるイエローナイフ・ベイ地域。岩石には生命の鍵になる粘土や硫酸塩、その他の鉱物が確認されています。今回の分析では有機物は確認されていませんが、科学者らは今後17カ月にわたり続くキュリオシティーの活動で、生命の痕跡を発見できればと期待を膨らませている。
もし生命の痕跡を発見できればいったいどんな生き物が生息していたのでしょうね。昔は火星人がいたとか運河があると言われていましたが、現実にはそんなものはありませんでしたのですが、生物はどこまで進化していたのでしょう。
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