携帯電話料金の滞納で「ブラックリスト」に登録され、クレジットカードやローンを利用できなくなる恐れのある人が急増しているそうです。登録件数は昨年末で約275万件に達し、3年間で3倍に膨らんだと言います。電話料金の一部に含まれる端末の分割払いを滞納すると信用情報に傷がつくためですが、認識していない人も多いのです。国は携帯電話会社を通じて注意喚起を促すなど対策に乗り出しています。
信用情報機関のCICによると、携帯端末料金の滞納件数は昨年12月末で274万9000件にのぼり、前年同月から34%増加しました。1人で複数の端末を持つ人もいるものの、「ブラックリストに登録された人は200万人を超える」と言います。そのうち約25%が20代と見られています。
信用情報機関は個人がお金を借りたり、クレジットカードを契約したりする際、信用力の参考になる情報を提供する会社です。料金支払いを3か月以上滞納すると、個人の信用情報に「移動情報」として登録され、かりに完済しても5年間は記録が残ります。いわゆるブラックリストです。CICが持つすべての移動情報のうち2割が携帯電話関連と言います。
登録が急増している背景にあるのが分割払いへの認識不足です。携帯電話代は、月々の利用料と端末の分割料金をセットで払う方式が多いのです。利用料金を滞納すれば携帯が利用できなくなるだけですが、同時に端末料金の未払いも発生するのです。分割払いが滞ると、知らないうちに信用情報に登録されてしまうカラクリです。「端末料金の滞納によって自分の信用情報に傷がつくことをわかっていない」人が多いのです。
従来端末より割高なスマホの普及で、お金を払えない人が増えている点もあります。NTTドコモによると、従来型端末からスマホに買い替えた人の通信料は平均で月2300円増えたそうです。端末料金も高機能化により5万~7万円と高額化しています。今後起こり得るのは、クレジットカードや住宅ローンなどの審査が通過できなくなる事態です。カード会社や銀行が信用情報機関に信用情報を紹介した際に、「過去に延滞した履歴があればローンの審査が通りにくくなる」ためです。
国や業界団体も対策に乗りだしました。総務省は未成年者が契約者で、親の支払いが滞ったために子どもがブラックリストに載る事例が増えているとして、携帯各社に対して対策を取るよう要請しました。携帯各社は契約の際の説明を徹底しているそうです。日本クレジット会社も「他の項目で問題がなければ、携帯端末代の不払いの履歴のみで審査を落とさない」ようにするなど、対策を変える事例も増えていると言います。
いずれにしても、まだまだ携帯の不払いは自分の信用情報に傷がつき、ブラックリストに乗るという事をしっかり意識する必要があります。
信用情報機関のCICによると、携帯端末料金の滞納件数は昨年12月末で274万9000件にのぼり、前年同月から34%増加しました。1人で複数の端末を持つ人もいるものの、「ブラックリストに登録された人は200万人を超える」と言います。そのうち約25%が20代と見られています。
信用情報機関は個人がお金を借りたり、クレジットカードを契約したりする際、信用力の参考になる情報を提供する会社です。料金支払いを3か月以上滞納すると、個人の信用情報に「移動情報」として登録され、かりに完済しても5年間は記録が残ります。いわゆるブラックリストです。CICが持つすべての移動情報のうち2割が携帯電話関連と言います。
登録が急増している背景にあるのが分割払いへの認識不足です。携帯電話代は、月々の利用料と端末の分割料金をセットで払う方式が多いのです。利用料金を滞納すれば携帯が利用できなくなるだけですが、同時に端末料金の未払いも発生するのです。分割払いが滞ると、知らないうちに信用情報に登録されてしまうカラクリです。「端末料金の滞納によって自分の信用情報に傷がつくことをわかっていない」人が多いのです。
従来端末より割高なスマホの普及で、お金を払えない人が増えている点もあります。NTTドコモによると、従来型端末からスマホに買い替えた人の通信料は平均で月2300円増えたそうです。端末料金も高機能化により5万~7万円と高額化しています。今後起こり得るのは、クレジットカードや住宅ローンなどの審査が通過できなくなる事態です。カード会社や銀行が信用情報機関に信用情報を紹介した際に、「過去に延滞した履歴があればローンの審査が通りにくくなる」ためです。
国や業界団体も対策に乗りだしました。総務省は未成年者が契約者で、親の支払いが滞ったために子どもがブラックリストに載る事例が増えているとして、携帯各社に対して対策を取るよう要請しました。携帯各社は契約の際の説明を徹底しているそうです。日本クレジット会社も「他の項目で問題がなければ、携帯端末代の不払いの履歴のみで審査を落とさない」ようにするなど、対策を変える事例も増えていると言います。
いずれにしても、まだまだ携帯の不払いは自分の信用情報に傷がつき、ブラックリストに乗るという事をしっかり意識する必要があります。