18日の米株式市場でインターネット検索最大手グーグル の株価が初めて1,000ドル(約9万8000円)を突破しました。前日に発表した7-9月(第3四半期)の売上高と利益がアナリスト予想を上回り、携帯端末や動画向けの広告販売に対する楽観的な見方が広がったからです。 18日のニューヨーク市場終値は前日比14%高の1011.41ドル。グーグルは2004年に1株当たり85ドルで新規株式公開(IPO)を実施。それ以降、株価は10年と08年を除いて毎年上昇 してきており、初値は100ドルで始まり約9年で株価は10倍超になったことになります。
グーグルはデスクトップ型パソコンで検索結果と同時に広告を掲示する従来型の事業に加えて、スマートフォンやタブレット端末経由でユーザーに届く広告の需要が伸びています。調査会社Eマーケターによると、同社の世界オンライン広告市場シェアは今年33%と、昨年の31%から拡大する見通しです。 グーグルの時価総額は約3,300億ドルで、米国ではアップルとエクソンモービルに次ぐ規模となっています。
株価1,000ドルは実はグーグルが初めてではありません。それはプライスライン・ドット・コムが一足先の9月に到達しているのです。この会社はネット旅行予約で急成長中の会社だそうです。もちろん発行済み株式数が少ないので時価総額ではグーグルに遠く及びません。しかし株価水準イコール企業価値ではありませんが、概して高株価ほど高成長と言うイメージが市場には根強いのです。企業もそれを意識してか、株価水準を下げるための株式分割を避ける傾向があるそうです。
ブルームバーグの集計データによると、アナリストの過半数はグーグル株の一段高を予想しており、「買い推奨」は35件、「ホールド」は13件。「売り」を勧めるアナリストはいないと言います。グーグルの株価収益率は28倍と、フェイスブックの237倍やヤフーの29倍を下回る水準にあるからです。
1,000ドルクラブの予備軍は多く、クレジット会社のマスターカードは17日に700ドルを突破。アップルは12年9月に700ドル台を付けたのちしばらく低迷しましたが、最近は500ドル台まで盛り返してきています。投資指標である予想株価収益率はいずれも10~20倍台と高株価でも業績の裏付けがある水準です。財政問題再燃など米国の政治経済環境には不透明感が強いのですが、それでも株式市場が上昇するのは、金融当局による緩和マネー継続の期待が強いからでしょう。
グーグルはデスクトップ型パソコンで検索結果と同時に広告を掲示する従来型の事業に加えて、スマートフォンやタブレット端末経由でユーザーに届く広告の需要が伸びています。調査会社Eマーケターによると、同社の世界オンライン広告市場シェアは今年33%と、昨年の31%から拡大する見通しです。 グーグルの時価総額は約3,300億ドルで、米国ではアップルとエクソンモービルに次ぐ規模となっています。
株価1,000ドルは実はグーグルが初めてではありません。それはプライスライン・ドット・コムが一足先の9月に到達しているのです。この会社はネット旅行予約で急成長中の会社だそうです。もちろん発行済み株式数が少ないので時価総額ではグーグルに遠く及びません。しかし株価水準イコール企業価値ではありませんが、概して高株価ほど高成長と言うイメージが市場には根強いのです。企業もそれを意識してか、株価水準を下げるための株式分割を避ける傾向があるそうです。
ブルームバーグの集計データによると、アナリストの過半数はグーグル株の一段高を予想しており、「買い推奨」は35件、「ホールド」は13件。「売り」を勧めるアナリストはいないと言います。グーグルの株価収益率は28倍と、フェイスブックの237倍やヤフーの29倍を下回る水準にあるからです。
1,000ドルクラブの予備軍は多く、クレジット会社のマスターカードは17日に700ドルを突破。アップルは12年9月に700ドル台を付けたのちしばらく低迷しましたが、最近は500ドル台まで盛り返してきています。投資指標である予想株価収益率はいずれも10~20倍台と高株価でも業績の裏付けがある水準です。財政問題再燃など米国の政治経済環境には不透明感が強いのですが、それでも株式市場が上昇するのは、金融当局による緩和マネー継続の期待が強いからでしょう。