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米ツイッター、売上高が2倍になった!11月にも上場する見方が増えている!

2013-10-04 20:54:08 | ネット、ビジネス、IT
ツイッターは3日、新規株式公開(IPO)の申請書類を発表しました。従来は非公開だった財務諸表などを初めて開示し、2013年1~6月期の売上高は前年同期比2,1倍の2億5363万ドル(約247億円)だったと説明しました。米フェイスブックに続くネット企業の大型上場となり、市場関係者の注目を集めそうだと伝えています。

申請書類によると、IPOによる調達額は最大10億ドルを見込んでいますが、これは手数料を算出するための暫定額で、市場の動向や投資家の意向により増減すると言っています。今までツイッターはIPOを申請していましたが、売り上げ規模の小さい企業に認められている制度を活用して財務諸表などの公開を控えてきました。

申請書類を公開したことで、機関投資家向けの説明会を近く始める見通しで、11月にも上場するとの見方が有力になってきています。1~6月期は売上高が大幅に増えた一方、研究開発費などの増加が響いて最終損益は6925万ドルの赤字でした。10年12月から最終赤字が続いており、1~6月の赤字額は前年同期の4910万ドルから膨らんでいます。この辺をどう評価するかで株価の評価も変わってきます。

ツイッターの主な収益源は画面に表示するネット広告で、1~6月期の売上高のうち87%を広告が占めました。月間利用者は4~6月期に2億1800万人となり前年同期より44%増えました。ツイッターは利用者が最大140文字の文章をネットに投稿して交流するサービスを提供していて、収益構造は12年に上場したフェイスブックに近いものがあります。

現在は売上高でフェイスブックの13分の1、利用者数で5分の1の規模ですが、伸び率はフェイスブックを上回っています。両社が収益源とするネット広告を巡る競争も一段と激化しそうです。株価としては企業の規模が小さなうちは先行投資で赤字になりやすいこともあり、成長性を評価すれば値は高くなります。問題はその後の売り上げ拡大がいつ収益化してくるかで評価が分かれるでしょう。

前回のフェイスブックの上場時には公開価格を高めに設定したため、上場後、株価は下がり、株主や投資家などから批判をあび、フェイスブックは一時、信用を失墜させましたが、今年の7月25日から広告収入が増え収益が向上したという事で株価が急騰するとともに、他のIT企業にもその影響が表れ株価も上がっています。

ツイッターは今回の公開に当たり、フェイスブックの二の舞になるのか、それともその教訓を踏まえて低めの公開価格を設定するのか関心の集まるところです。いずれにしても公開は人気を呼ぶのではないでしょうか。