私たち教員は、立場上、大きな声で「子どもを学校に通わせるな」とか「校庭を使わせるな」ということは言えません。なぜなら、国が「年間20ミリシーベルトまでなら子どもが被爆しても大丈夫」と公言してしまったからです。長崎大学や広島大学の教授までもが「外で遊んでも大丈夫」という声明を出していて、そういった資料が私たち教員にも配布されているので、それに基づいて動かなくてはならないのです。
~中略~
■Twitterでつぶやいて!
とにかく、子どもを守りたい。学校ごと避難できれば一番良いのですが、そんなことをすれば保証がかさみますから、政府は絶対に決断しないでしょう。自主避難できる人はしてほしいけれど、それもなかなか難しい。ですからせめて、体育や部活動の自粛をしたうえで、土壌の除染作業をまずやってほしい。政府はなかなか動こうとしないと思いますが、声を上げ続けなくてはなりません。こうしている間にも、子どもたちは被爆し続けているのです。
この記事を見た人が、たとえひとりでも、福島の子どもたちのためにアクションを起こしてくれたら――。「福島の子どもたちを助けて!」とTwitterでつぶやいてくれるだけでもかまいません。それだけでも、世論を喚起し、政府を動かすキッカケになるのではないかと思っています。
エネルギーシフトと子どもの未来のために: 「Twitterでつぶやいて!」福島県の教員の訴え
甲状腺手術を受けたウクライナ・キエフの女性からのメッセージ 2011-04-24 08:42:04
4/15、首相官邸のホームページに「チェルノブイリ事故との比較」という文章が発表されました。
チェルノブイリ事故の被害についての記述は、20年間チェルノブイリ被害者の救援活動を続けている私たちが知っている現実とあまりにかけ離れています。
子ども基金ニュースで報告していますが、事故から25年過ぎた今でも、チェルノブイリ被災地人々の健康被害は続いています。
昨日行われた「チェルノブイリ25年 命・自然“広河隆一 最新現地報告&チャリティコンサート”でも紹介しましたが、今回のイベントチラシにインナ母子の写真が使われています。
そのインナのメッセージを読んでください。(インナのお母さんからのメッセージも一緒に)
彼女は現在ウクライナ・キエフ市に住んでいます。
12歳のとき(現在29歳)、甲状腺ガンの手術を受け、その後ずっと薬を服用しています。
手術後、子ども基金主催の現地サナトリウムでの保養に招待されたり、子ども金が支援した薬を現地の救援団体や病院を通じて受け取ったりしてきました。
妊娠がわかったとき、医師からは出産を諦めるように言われましたが、2008年に女児を出産しました。
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日本の皆様へ
ウクライナ全国の人々が日本での出来事を固唾を呑んで見守っています。
そして日本の皆さんのことを憂い、その悲しみと苦しみが、いかばかりかと思い致しています。
チェルノブイリの事故を体験した私たちは、原子力発電所の事故がどのようなものかを、とてもよく理解しています。
すでに事故から多くの歳月が過ぎましたが、その被害は今でも続いています。
多くの子どもたちが病気になり(甲状腺ガンだけでなく)、環境が破壊され、住民全体(特に子どもたち)の病気への抵抗力がとても弱くなり、さらに事故処理に参加した人々が健康を害しています(ある人は亡くなり、ある人は障がいを負っています)。
原子力災害は、とても恐ろしいものです。
たとえすぐにその被害が感じられなくとも、あとからその正体を現すのです。
私は、日本の人々の勇気と冷静さに心動かされています。
そして日本で起きている一連の事故が、私たちの国のチェルノブイリのようにならないことを心から願っています。
私は、日本の政府には自分の国民を守るよう気を配ることを切にお願いしたいと思います。
日本はとても小さく、とても美しい国です。
皆さんの暮らすそのかけがえのない「世界」が原子力やそれを動かす誰かの欲によって損なわれてしまうのは、地球上全ての者にとって途方もない喪失です。
日本の人々は、自身の知恵と独創性、その勤勉さを世界中に誇っています。
ですから、日本の人々には是非とも最も安全な方法でエネルギーを得る方法を考え出してもらわなければなりません。
どうか、その美しさに溢れた土地を、そして皆さんの子どもたちを守って下さい!
インナ・S
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私たちは、皆さんのことをとても心配しています。
毎日のニュースを追い、日本で起きている出来事を大変憂慮しています。
言われるように、こうした事故の被害は直ちにではなく、後になってから現れます。
人々は年を追うごとに病気になります。ただそれは、場所によって、放射線量によってさまざまな形で人々の身に現れるのです。
いずれにしても原子力は人間にとって、全ての生きるものにとってとても有害です。
原子力によってエネルギーを得ることは、人類全体にとって大変高くつきます。
日本はとても地震の多い国ですが、そのような場所は原子力発電を利用するには危険で、無理があると思います。
ウクライナはそれほど地震のない国ですが、それでも原子力は利益よりも害の方を多くもたらしました。
自然災害が予見不可能なだけでなく人間による間違いもあり、こうしたもの全てから何年もずっと逃れ続けるのは不可能です。自分たちが得るものの引き換えに、後の世代の子どもたちに何を残しているのか考えなくてはなりません。常に爆発の危険に晒され、有害な放射性廃棄物の墓場を作り、さらに発電所が止まっても、その先何年も原子炉は危険であり続けます。全ての原発を今すぐ一斉に他の方法の発電所に切り替えるのは難しいかもしれませんが、しかし、原子力に頼らないようにすることは今すぐに考える必要があると思います。
原子力によってエネルギーを得ることは、普通に暮らす人々にとってあまりにも代償が大きい方法です。
自分自身の命、さらに家族や友人たちの命と健康を代償として支払うことになります。
残念ながら、私たちの国ではこうした普通の人々のことは省みられず、国を動かす人々は、いかに早く、いかに少ない元手で大きな利益を自身が得るかばかり考えています。
国民の暮らしや命といったものは、大して重要ではないのです。
チェルノブイリ原発の事故で被災した人々は、これまでに自らが受けた被害に見合う補償を得てはいません。
チェルノブイリ被災者の障がい者年金は、とても僅かなものです。
人々は静かに、黙ったまま病に倒れ、虫けら同然のように扱われて命を落としていきます。
生きる権利が認められているのは、政府の高官のような人々だけで、全ての命あるものという訳ではないのです。
私は、日本の政府は賢明で、国民に刃を向けるようなことはしないと思っています。
私たちのウクライナでは、国民の寿命が短くなってしまいました。
健康な人は少なく、多くの人がそれぞれ問題を抱えています。賢明な国の人々は、原発をなくそうとしています。そもそも、自分の国民の命を本当に大切に考えている国であれば、このような発電所は作る気にならないと思います。
人生は一度きりで、とても速く過ぎ去ってしまいます。その大切な命を守って、未来の世代の人々のために良いことをしてください。皆さんの国はとても小さく、どこへも逃げ場がないのですから、なおさらです。
私たちの所にも春が訪れています。太陽が輝き、日は長くなりましたが、まだ風は冷たく、雨も時折降ります。でも、草は緑を増してきています。間もなく、サクラの季節を迎えます。
インナの母
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上記のメッセージは、“「チェルノブイリ子ども基金」より提供”と記載の上、転載・転送可能です。
多くの人に読んだいただきたいと思います。
甲状腺手術を受けたウクライナ・キエフの女性からのメッセージ - 神楽坂事務局だより
●福島では、逃げたくても逃げられない妊婦・母親がたくさん出ている。
●苦痛は、関東にも及んでいる。野菜の産地を気にし、自分の子供を気遣って水筒を持たせる母親が「神経過敏」で厄介な人扱いされるとは! それが“普通の神経”だ!
カネでは償えない苦痛が今、福島で: tsurumi's text
皆さんご心配有難うございます。発生時は都内の新聞社にいました。数分後「仙台震度7!号外!」の声を聞き、携帯を持つ手がぶるぶる震えました。実家では皿が九割割れましたが家族は幸いにも無事でした。被災されている方々に早く日常が戻りますように。仙台に帰る手立てがなく、3月12日
地震発生後、初めて息子の声を聞く。おびえているかと思いきや、「ごはんがないから、お菓子食べ放題!」と嬉しそうだった。アホです。でも、その無邪気さに、ホッとさせられたのも確か。3月13日
昨晩無事仙台につきましたが、電波状態悪く、ツイートできませんでした。余震かなり大きく、放射能も心配です。息子を連れて、再び山形から西を目指すことにします。逃げ出すみたいで心苦しいですが、息子を守れるのは自分しかいない、とも思う。この子はまだ、恋もしていない。3月16日
「西を目指す」と書いただけで、いろいろ言う人もいて、結構へこむ。細かいことは子どものためにも書かないけど、なんとか落ち着きました。途中、腹を空かした息子に、知らないおじさんがゆで玉子をくれた。その味を、彼は一生覚えていると思う。3月17日
「柏崎刈羽原発、防潮堤新設へ=15メートル程度の津波想定」という記事を読む。今回学ぶべきは「津波は15メートルになることがある」ではなく「自然は想定を超えることがある」ではないのかな。4月22日
俵万智さん@tawara_machi
松本哉さんのツイッター→@tsukiji14 ついに始動!!!! 5月7日、超巨大デモ再来!! 場所はなんと渋谷! これは一大事!!!
皆でつなごう(^-^)疎開&移住と「脱(反/卒)原発デモ&イベント」情報
神奈川県 お子様方のホームスティのご案内 - 神奈川県ホームページ
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