辺野古埋め立ての「承認書」に、さきほど知事公印が押され、沖縄防衛局へ発送。正式に承認。
― 朝日新聞那覇総局 (@asahi_okinawa) 2013, 12月 27
Okinawa approves relocation of US airbase in Japan - Yahoo News
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きのう、宜野湾市の佐喜真淳市長はこう語っていました。「普天間返還に関しては一歩前進したのかなと思います。形を残しながら、前に進めていくという強い意志は感じております。知事は本当にすばらしいことをやったと思いますし、そういうことからすると、大いに評価するべきだと思います」
― 朝日新聞那覇総局 (@asahi_okinawa) 2013, 12月 26
宜野湾市は普天間の飛行場があるところです。
名護市の稲嶺進市長はこう語っていました。「今までも『運用上の問題』とか『軍事上の機密』とかで、ほとんど手がつけられなかった。何ができるかは疑問だ。知事は普天間固定化という意見を強く批判してきた。これまでの発言からすると承認しない方向では。もし承認すれば、それはもう抗議行動ですよ」
― 朝日新聞那覇総局 (@asahi_okinawa) 2013, 12月 26
名護市は辺野古岬があるところです。
結局両方残っちまったなんてことになるかも??
(天声人語)沖縄への「御高配」 2013年12月26日05時00分
ありきたりに思える言葉に歴史が潜んでいる。政府の手厚い沖縄振興予算に、仲井真(なかいま)知事は「格別の御高配を賜りましたことに深く感謝申し上げます」と談話を出した。この言葉が、ただちに過去と結びつく沖縄の人は少なくないはずだ▼沖縄戦の末期、海軍部隊の司令官だった大田実少将は、自決を前に一本の電報を海軍次官に打った。焦土と化した沖縄の惨状や、住民の協力などを綿々とつづった電報は、有名な一文で結ばれていた。「沖縄県民斯(か)ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」▼しかし戦後、島には過重な基地負担がのしかかる。日本政府はアメとムチを使い分けて沖縄に向き合った。「御高配」の言葉はしばしば、政府が繰り出す露骨なアメを皮肉る表現としても使われてきた▼仲井真知事は、言葉どおりの謝意だったらしい。県外か県内かで揺れる普天間飛行場の移設問題が節目を迎えている。知事はどうやら、名護市辺野古へ移すための国の埋め立て申請を認める方向と伝えられる▼振興策に加え、基地負担の軽減策に心が動いたようだ。先月には県外が公約だった沖縄の自民党国会議員5人が態度をひるがえしている。知事も県外が公約だから、外堀を埋めて本丸へ。ここにきて政府・自民の意図は露(あら)わである▼大田少将の最後の電報は、沖縄の辛苦に報いてほしいとの懇願だったろう。戦後68年、本土と政府は報い方を誤ってきたというほかない。押しつけの愚を今また繰り返してはいないか。
(天声人語)沖縄への「御高配」