橋本治『巡礼』|新潮社
「いまは日本中どこでもシャッターのおりた商店街だらけです。なかに人がいるのかどうかすらわからない。私はそこにも人はいると思うんです」
橋本治さんインタビュー/立ち読み|波|新潮社
わたしの近所の商店街のうまくてよく買うようになったヤキトリ屋のシャッターが閉まってしまって、数ヶ月がたちます。そこの前を通り過ぎるたびに、ああ、また閉まっているって思います。オヤジが黙々とうちわ扇いでヤキトリ焼いて、おばさんとふたりで店をやっているって、そんな店でした。チャーシューとネギマが好きで、今の季節だとビールに最高にあっていたんですが、もう食べられなくなってしまったみたいで、まだものたりない感じが残っています。その商店街はがんばっているほうだとおもうのですが(値段も安いですし)、それでも閉まったままのお店がかなり多くなってしまっています。最近、そういう店の良さがやっと分ってきたのですが、自分の無知を残念に感じたりします。
橋本さんの、ひさしぶりの長編小説が出たようで、古典モノは読んでいなかったのでひさしぶりになってしまうのですが、読んでみようかと思っています。というようり、なんだか、よまなきゃいけないって思いました。
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ふたつのレクイエム