あとだしなしよ

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アートな一日

2008年06月15日 | 気まぐれ徘徊記(デジカメ)
世田谷美術館で横尾忠則の冒険王をみる。アンリルソーのパロディがおもしろい。シャーロックホームズが決闘してるのが凄い小ささで描いてあるとか。フルチンの砲兵とか。ルソーのコーナーが一番人気みたいで、なかなか人が進まなかった。絵に番号が描いてあって、これをこの順番で見ろって作者が鑑賞者に指示してるみたい。たしかにぼやっと見ているのと違って、見逃してしまいそうなモノまで目に入ってきた。潮干狩りしてる絵なのかなと思ったらガイコツだったり。Y字路のシュールなやつとか。絵は二次元のものなのだが、3次元か5次元っくらいあるみたい。でもシュールとは違ってみんな無意識ではなく意識的に描かれているそうだ。絵に物語性がある感じ。ぐるぐるトグロを巻いている爆撃機は作者が実際に見た風景が発想のもとなのだろうか。少年ケニアとか外で水浴びをする女性とかが原風景らしい。アクリルの大きいのは圧倒される感じ。海底探検シリーズもよかった。路地が海の底に沈んでるみたいな。藤順子や高倉健や三島由紀夫。いまよりなんだか日本的。明治的ともいえようか。2時間くらい見た。この世に生を授かり生きて、現実と日現実が交差するかんじだろうか。絵も自由だ。何を描いても良いのだ。私としては最近のアクリルの作品がなんだか好みでとてもよかった。幸か不幸か図版が売り切れていた。あったら買っただろう。

用賀に初めて行った。同じコンクリートの町並みなのだが、なんとなく東京って感じ。緑が多いのは世田谷独特か。電車の中でサミットの警戒のアナウンスがされていた。ここは東京なので関係ない気もするけど。警備するなら洞爺湖なんでないの。でも不審者不審物の不審者ってどんなひとのことをさすんだろう。東京での平和的な抗議活動もパクられるのかなあ。


帰ってモンサントのドキュメントを録画したのを見た。気分が陰鬱になる。あんなのに食べ物を支配されたくない。ごはんの多様性がどんどん無くなっていく。無くなったものはもう二度と手に入らない。遺伝子組み換え作物と原産の交配もしてしまい、奇形の作物もたくさん出るそうだ。自然をコントロールしようとするのは、間違いだ。世界は実験室ではなく、さまざまな要素が絡み合い予測は不可能だ。

岡本太郎 作品集 1949年

重工業

そのビデオデッキは、壊れて映らなくなっていたのを放っといたのだが、分解してヘッドを拭いたら直った。でもせっかく直したこのビデオも2年経ったらクズ鉄行きか。ロクな法律つくらねえな。くず鉄屋は大もうけか。