かぶとん 江戸・東京の歴史散歩&池上本門寺

池上本門寺をベースに江戸の歴史・文化の学びと都内散策をしています。

NHKラジオ・明日へのことば ガレキの跡地に鎮守の森を作ろう

2012-09-18 | 地震・震災

9月15日・16日と、二回にわたった宮脇先生のお話を聞きました。そのメモ書きです。

「ガレキの跡地に鎮守の森を作ろう」
語り手 横浜国立大学名誉教授 宮脇昭

本物とは、きびしい環境の中でも長持ちするもの
松は流された
松、7万本が流された
本来、海岸線の植生は常緑広葉樹である タブの木 シイの木 カシ類
高地 ミズナラ
松は針葉樹 もともと山の山頂部に限定されて自生していた

コンクリ防壁はコッパミジンに砕かれた
科学の発達 すべて計れるもの、計量化できるものとしてきた
お金、数字、がすべてなのか
自然  計り知れないもの 共生すべきもの 畏敬の念
環境  見えないもの 感覚

植物生態学
新しい森作り その土地に自生するもの、自生していたもの
白砂青松とはいうが
生物社会の原則
多少いらないものがあっても ガマンし、共生している
人の手が入った単一・単体はダメ

鎮守の森 人の手を加えずとも自生している木々 いろんな種類が混生している
鎮魂の森、希望の森  ガレキで鎮守の森をつくろう

森林生態学
九州のあるスギ樹林帯が、台風によってすべてなぎ倒されたときの話
倒れた要因・・・、活用の方法 ログ・ハウス
再生不可能といわれた熱帯雨林の再生にとり組んだときの話。
中国・万里の長城 もともとは森林地帯だった
レンガ焼き等での木々の伐採、戦乱 ガレキの山になってしまった、が
再生にとり組んだ 蒙古ナラをメインに、他種も
一昨年 10ヵ年 100万本の植林を達成
ガレキ、ゴミ、有機材 1m掘る

本物の学者は 現場に行く 少なくも最初と最後は

いのちの森 森づくり 自然のおきて
人間社会(組織)と自然社会のしくみは同じ
トップがいる、三役がいる、それを支えるものがいる
すきま 空間 酸素
バランス、調和

太平洋岸の某市・某市長、役職クラス、一般職員 硬直した行政機構
機能していない

南北300キロの森をつくろう
防風林・防潮林の調査
松だけでは津波は防げない

「ガレキの跡地に鎮守の森を作ろう」
実際の森のつくりかたの説明がありました。(略)


記)
共感しました。東日本大震災による大被害を受けた太平洋沿岸地域の復興・復旧、そして再生を、森作りを通してやっていこう、ということです。今後の活動に注目していくとともに、できることには応援・支援をしたいです。
(メモ書きにしても、かなりモレがある。後ででも、補なっていきたい。)



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