かぶとん 江戸・東京の歴史散歩&池上本門寺

池上本門寺をベースに江戸の歴史・文化の学びと都内散策をしています。

「没後150年 歌川国芳 展」 見てきました。

2012-01-16 | 美術館・博物館
なかなか行けなかったけれど、前期終了の前に、ようやくと行ってきました。
日曜日、10時開場のすこし後には着いたが、入場券を買うのに、百人くらいも並んでいる状態だった。そして、他の美術館・博物館にないこと、客層がとにかく若い。大半が20歳台と思われる若もの男女だった。国芳が、現代のアニメ・漫画・劇画のルーツととらえられているのだろうか。
ようやくと館内に入って見た国芳の絵は、どれもが、すごかったです。個人的には、とりわけ武者絵、迫力がありました。

没後150年 歌川国芳 展 幕末の奇才浮世絵師
KUNIYOSHI
SPECTACULAR UKIYO-E IMAGINATION
森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー52階
 前期 1月17日(火)まで
 後期 1月19日(木)~2月12日(日)







展覧会構成
1 武者絵 『通俗水滸伝豪傑百八人之壹人』の「水滸伝」シリーズ(1827・文政10年頃)。
        『坂田怪童丸』(1836・天保7年)
        『宮本武蔵と巨鯨』(1848・嘉永元年)他。
2 説話 『二十四孝童子鑑』(1843-44・天保14-5年頃)
3 役者絵 (役者絵の題名はどれも長いですね。)
4 美人画
5 子ども絵
6 風景画 『近江の国の勇婦於兼』(1831-32・天保2-3年頃)他
7 摺物と動物画 国芳は無類の猫好き。
8 戯画 『源頼光公館土蜘作妖怪図』(1842-3・天保13-14年頃)
      『荷宝蔵壁のむだ書 黄腰壁『』(1848・嘉永元年頃)
      『猫の当字 た古(たこ)』(1842・天保13年頃)
      『みかけハこハゐがとんだいゝ人だ』(1847・弘化4年頃)
      『面影程能写絵 おかづり/ゑびにあかがひ』(1848・嘉永元年頃)
9 風俗・娯楽・情報
10 肉筆画・板木・版本ほか
(区分は国芳展のパンフレットより)
前期と後期で展示作品のほとんどが入れ替わるそうです。後期のも見にいこう、っと。

〇歌川国芳 1798(寛政9)年 - 1861(文久元)年
画号は一勇斎。朝桜楼、採芳舎とも号す。幼名・井草芳三郎、のちに孫三郎。
江戸日本橋本銀町(現日本橋本石町)生まれ。父親は京紺屋(染物屋)・柳家吉左衛門。
歌川広重とは同年。
〇国芳の転機 老中水野忠邦による天保の改革によって、浮世絵の役者絵や美人画が禁止された。これにたいし、国芳は昔の人物を描きつつ幕府を風刺する絵を描いた。
  (前出)『源頼光公館土蜘作妖怪図』(1843・天保14年)
国芳は、幕府より要注意人物としてマークされていた。


当ブログに、国芳作品の画像はありません。
「歌川国芳 - Wikipedia」、及びその外部リンクを参考にしてください。



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