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Potential of aromatherapy

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被災地では

2011年03月29日 | 雑記
すでに多くの様々な資格をもったスタッフが被災地に支援に行っては戻ってきています。
私の所属するグループでも、医師、看護師、保健師、介護福祉士、事務、放射線技師、
薬剤師・・・・運転手も含めて行っています。

地震翌日に出向いた方々は、9時間以上かかって宮城の病院へ行きました。
まだ道路も整備されていない中、何度か給油して到着しました。
病院へは何百人も患者さんがいらっしゃったそうです。

様々な具合の悪さで来院されています。
寝たきりの患者さんを何とか家族で連れ出して、栄養剤をとりにまた戻ろうとしたり
コンビニエンスストアでもらったビールを飲みすぎて酔っ払っていたり
リストカットして自責の念にかられていたり、怪我したり・・・・・・

砂だらけ、泥だらけの手を洗えないけど手で温めたら笑顔があったり、
励ましたり、体の向きを変えるのを手伝ったり、着替えを手伝ったり、
やることはたくさんあったようです。

今は徐々に避難所でもみんな疲れているため、足湯隊として足を洗ったり
入れ歯洗い隊がいって、入れ歯を洗ったり、歯科衛生士も歯科医も
それぞれの力を発揮しているのです。

デイサービスの職員は流されてしまって、同じ働く仲間を失いながらも
涙をこらえてできることを頑張っている様子が、報告で伝わってきました。
「私の娘が看護師でデイサービスで働いているんですが・・・」
たまたま看護師のお母さんにあったけれども、流されてしまったことが
とてもじゃないけれども言えなかったそうです。

今後は、介護面で大変になります。
一体誰がおむつ交換して、食事介助していかれるのか・・・・。
介護職のスタッフも支援に行っていますが、不足しています。

手術予定だった癌の患者さんを病院で受け入れましたが、すでに手術適応
ではないことがわかりました。
この先の治療計画も変わります。
私の病棟も、まだ数名入院できます。
今日も房総から緩和ケア病棟への入院の相談がありました。

被災地への支援は1週間単位となったので、私は行かれませんが
できることがあると、思いました。