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私の看護観

2011年03月01日 | 雑記
「私の看護観」で毎日検索されています。
皆さん、そんなシーズンでしょうか。レポートまとめるとか。

大切なのは、「命の平等」です。
誰の命も平等であるということが、一番大切かと思います。

看護は、病気になったり、病気の後遺症によって、上手に歩けない、食事がとりにくい
お風呂にひとりで入れない、痰をだすことさえできない・・・・・
様々な日常生活の中で、困ることが次から次へとでてきたことを、手助けすることです。

病院であれば、手術とか検査で安静を強いられた状態の方に、歯磨きを手伝ったり
入浴を手伝ったり、食事の準備をしたりします。
それは、一時的な場合もあるでしょうし、死ぬまでひとりでできないことがある場合も
あるでしょう。
家に帰った場合で、介護を必要とする方もたくさんいらっしゃいます。
訪問看護師が、そんな場所で活躍します。
看護師が直接ケアする場合もありますし、家族にケアの方法を教える場合もあります。

緩和ケア病棟では、徐々に患者さんも動けなくなる場合がほとんどです。
骨に癌が転移して、骨折したことによって、あるいは脊椎がこわれてしまって
全く歩けなくなってしまう方は多いものです。
最後まで自分の力でトイレに行きたい・・・・・・・・・・そのように願う人は多いけれども
現実は厳しく、トイレに行くことができる時間は長くありません。
何ヶ月もベッド上での生活をしなければならないのです。

ひとりでお風呂も入れない、ちょっとした買い物もできない、ジャブジャブと顔を
水で洗うことさえ簡単なことではありません。

そのことを気持ちよくケアすることが、私たち国家資格のあるプロが行うことです。
不愉快にさせてはいけません。
患者さんたちは、体と同様、心もいたんできます。
やりきれない思い、多くの人との別れ、心残り・・・・・・・・・・・・

せめて生きているときに、気持ちのいい看護が提供できたらと思います。